第4話【蜥蜴(トカゲ)の戦術】
俺は遺跡の出口だと思われるところへ向かった。
そして3体のリザードマンと
相対することになった………………。
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・・・リザードマンの一体。
名は「リルト」彼はリザードマンの中で
屈指の個体であった。。。
「なぁ…リルト。お前今回の件どう思うよ?」
「あぁ…少しまずいな…
さきに仕掛けられたのでは…」
「そうすっよね…」
「てか俺たちこんなところを
防衛する必要あるんすか?」
「何を言っている!?」
「ここに眠っているスキルが
いかに危険か知っているだろう?」
「すいやせん。忘れてました…」
「人間にしか扱えないとかって
いっていたスキルでしたっけ」
「そうだ…あれがもし人間の手に渡れば…」
「我らのようなモンスターは…」
・・・カッ・カッ・
「ん?・・・何かがこちらへ
歩いて来る音がしないか、お前ら。」
・・・・・しかも遺跡の中から…
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人間が遺跡の中から出てきた…
「もしかして、お取り込み中でしたか?」
「!!!」
リザードマン3体とも驚いた。。。
「貴様どうやって遺跡の中に入った!?…」
「え〜と…目が覚めたら遺跡の中に。。。」
「ん?…そんなことがあるわけないだろ…」
「いや、本当のことなんですけど。。。」
「もういい……どちらにせよ貴様は人間だ…」
「貴様は生きては返さん…」
「『スキル』【骨端統制】(コッタントウセイ)」
リザードマンは3体同時に何かを発動した。
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リザードマンの唐突な戦闘態勢に
・・・ミツリケイタは動じなかった。
・・・思っていた通り、仕掛けてきたか。
そして初っ端なからスキルを使用してきたか…
しかも『スキル』【鑑定】で見ていたから
分かったがあいつらの中で『AGI』が
一番高い奴と同じステータス値になってやがる。
少しまずいな。。。
今だに魔法の感覚を掴んでいないのに…
やれるか。俺に。いや、やるしかないんだ。
やってやる。リザードマンをボコボコにしてやる。
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一方リザードマンの中で
唯一彼だけがあせっていた。
…まずいな。俺らの監視を振り切った奴が
なぜ今になってわざわざ俺らに姿を見せた…。
・・・まさか、あいつ。
あのスキルを獲得したんじゃないか…
そうであったら、俺らではどうしようもないぞ…
だからと言って今から逃げることも
できないが・・・クッソたれ、もうしるか!
今俺がやれることをやるだけだ!
とりあえずは俺と同じステータス値に
あいつらをするためにスキルを使用するしかない。
スキルは奥の手だからここではあまり使いたく
なかったが出し惜しみをしていては
殺られるかもしれない…
リルトは二人に尻尾を
縦に振りスキルの使用を合図した。。。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
リザードマンとミツリケイタの戦闘が始まる。
・・・リザードマンは統制の
とれた動きで素早くミツリケイタを包囲した。
思っていたよりまずいな…。どうしようか。。。
こんな素早く包囲されるとは思わなかった。
こいつらかなり戦闘になれているな…
ステータスを見た時ギリ行けるかもと
油断していたのが不味かった。クッソ…
・・・どうしてだろう
こんな状況でも少し冷静になっていく
なんでだろう………
・・・ケイタはその瞬間誰かの記憶が頭に流れる
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・・・お前は魔力があるのに使い方が
分からないとは宝の持ち腐れだな…
仕方がない俺が鍛えてやろう。
まず魔力を全体に流す方法だ。
少し意識してみろ、体に流れる
血の巡りをそして血のように
体に巡る『魔力』の流れをイメージしろ
そしてそれを手のひらへと集中し、
イメージをもって放ってみろ。
『火球』(ファイアーボール)と・・・
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・・・スゥーーー…(集中しろ…)
下級魔法『火球』(ファイアーボール)
・・・
ミツリ ケイタの手のひらに火の玉が出現した
そしてケイタはその火の玉を
リザードマンの方へと投げた…
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リルトは安心仕切っていた………
俺らの統制の取れた動きであいつを
包囲することができた。
奴もこれで下手に動くことはできまい。
◆◇◆
リルトの奴スキルまで使用して…
こんなやつすぐにこの槍の一突きで殺れるのに
リルトは心配し過ぎだっつうのw…
◆◇◆
リルトは心配しすぎだ。
こんな奴包囲するまでもないだろうに…
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そして、ケイタが放った
『火球』(ファイアーボール)が
一体のリザードマンに命中した。
リザードマンは油断仕切っていたのか。
リザードマンに大ダメージが
入ったことが【鑑定】でわかった・・・・・
「ギャーーー。アツイアツイアツイアツイアツイアツイ。イッテェ…」
一体のリザードマンが一瞬でカバーに入った…
火を叩いて消し後ろへ引っ張った…
「大丈夫か!?」
「すまない…油断し…た……」
「お前は後ろで休んでいろ!…」
「クッソ…あいつ魔法が使えるのかよ…」
「冗談じゃない…」
「限られた奴しか魔法は使えないのに…」
「やってやろう、じゃねぇか!」
「リルト!!!対高等戦術だ!」
「分かった、最後のスキルを使用する」
「代償覚悟で挑むぞ!」
『スキル』【瞬間加速】(アクセラレート)
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よし、一体は戦闘不能にすることができた。
だがより一層不味いことになったな
相手はもう油断しないだろう。
そして一体のリザードマンが使用した
『スキル』【瞬間加速】(アクセラレート)は
『AGI』をおそらく175%上昇させ
『STR』を200%にする『スキル』だろう
【鑑定】という『スキル』
があって本当に助かった
これは本当の命を掛けた全力勝負で挑まなければ
俺は殺られる…………
これからが本当の勝負だ!!!
【END...】次回に続く…
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『補足』
【リザードマン】
【Name.】「リルト」
【STATUs】『LVL』13 『EXP』5780...
『HP』275 『MP』0
『STR』120 『ATK』175
『VIT』30 『DIF』100
『INT』50 『RES』20
『DEX』25 『AGI』155 『LUK』0
『STAMINA』100....
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