【 ✿マイライフスタイル❀ 】
Doramunar
第1話【罪人異世界へ】
日本のある高校に在学している一人の青年が
2059年11月9日14時37分に行方不明となった……
そして彼を知るものはもう誰一人いない……
……いつも通り高校へ登校する一人の高校生がいた
彼の名は 「 光莉 京汰(みつり けいた)」
両親や友人、周りの〈.人.環境.〉に
恵まれて育ってきた。だがそんな恵まれた環境で
育った彼は退屈していた……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
人生において何不自由無く過ごすためには身近な人間、両親や友人など周りの環境が大きく作用する…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
そんな恵まれた環境で育ったにも関わらず…
「 光莉 京汰 (みつり けいた)」は今の生活に一切幸せを感じることは無く、退屈していた…………
どうしてこんなにも人生は
イージーゲームなんだうろ……
たまに聞くが人生とは大変だということが
理解できない本当に楽しくない退屈だと…………
そんな彼の心を盗み見る…世界の管理者の影が…
世界の管理者は…たびたび現世の裕福層の心を
覗き…その者がどいう人物か判断し、判決を下す…
性根が腐ったものには極刑と言われる…
生半可な者には耐えられない恐ろしい刑を
下すことがある……………
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【???❀】「なんだ…あの腐った人間は…」
【???✿】「我らに感謝するどころか……」
【???❀】「大罪だな…あってはならない……」
【???✿】「そうだな……」
【???❀】「フヌケたものには…」
【???✿】「苦しんでもらわなくては…」
【???❀】「どういった処分をくだすか…」
【???✿】
「そうだな…そうだ…あれにしよう…誰一人耐えら
れなかった…極刑異世界放浪の刑にしようぞ…」
【???❀】「なるほどな……」
【???❀】
「…それがいい…フヌケたものに罰を…!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……それから数日後の2059年11月8日23時55分、
光莉京汰(けいた)はいつも通り夜遅くまで友人と
最近流行りの「ファンタジーゲーム」をしていた。
現代ではVR技術の発展によりリアルに
視覚、嗅覚、味覚、触覚までもがゲームの中で
感じることができるまで技術が発展していた。
最近流行っている「ファンタジーゲーム」
〈Deepest part〉(最深部)略[D.P.]というゲームは
様々なモンスターと戦うことができ、中には
上位プレイヤーでも簡単には勝てない
壊滅級モンスターもいる。
そして自分の職業育成の幅がとても広く
全てで何十万もの選択肢があるとか無いとか…
そんな〈Deepest part〉をプレイしている。
光莉京汰(けいた)は最上位プレイヤーだ。
全プレイヤーの中で7位の実力を持つ…
彼はそんなゲームでも退屈している…
友人から『すごいな』と言われるが心には
まったく響かない…本当に人生とは
こんな楽なものなんだな退屈で仕方がない…
だがそんなことを思っていたころに
光莉京汰に異変がおこる……
0時を切った頃何かがおかしくなっていた……
「光莉京汰(みつりけいた)」は自分の様子が…
おかしくなっていたことに気がついた…。
少しずつだが記憶が消えていっていることに
気がついた…気がつけた理由は
ゲームのセーブシステ厶のお陰だ…
見覚えのないポイントでセーブデータが
あったりクリアしていないダンジョンが
クリアしていることになっていたりと
あきらかに不自然なことが
立て続けに起きているので
もしやと思ったのでメモを取ってやってみると
案の定的中していた…数十分で一時間ほどの
記憶が消えていることが何度も試してわかった…
そして友人にそのことを話すと返答が一切なくなる
あきらかにおかしい、俺に…何が起きているのか…
まったくよくわからない…
自分はこのままどうなるか…
心配にもなる…だがその思いも消えていく…
どんどん記憶がなくなるスピードが速くなってる…
…ような気がする…意識もなくなってきた………
誰か…た…す……け………て………
…そして「光莉京汰(みつりけいた)」は
2059年11月9日14時37分に完全消滅した…
それと同時に「光莉京汰(みつりけいた)」を
知っている人物たちも彼のことを
全て忘れてしまった…
両親も友人も…誰もかも……
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
それから5年の月日が経つ頃…
彼は知らない遺跡の中で目を覚ました……
【京汰】
「ここはいったいどこだ…?」
「というよりどうしてこんなところに俺はいる…」
「俺はいったい誰だ…いや名前は…思い出した…」
「光莉京汰(みつりけいた)だ……」
「名前は思い出せたが他のことが
まったく思い出せない」
「………………」
「とりあえず外に出てみるか…」
遺跡の中は以外にも広かった、
だがツタやコケなどで随分と月日が
たった廃れた遺跡ということは
すぐにわかった…だからこそ俺が一人で
あんなところで寝ていて記憶が
まったく無いというのが不思議でいて
とても怖いところではある…
本当に俺は何者なんだろうと…
そんなことを考えていたら眩しく光る台座が
前方にある…あれはいったいなんなんだろう…
不思議とその台座の方へと吸い寄せられた…
そして近づいて気がついたことがある本が
台座の上にある…
また不思議と吸い寄せられるように
近づきその本を手にとる
それには読めないが意味がわかる奇妙な文字が
書かれていた。その本の題名は
「異世界記憶喪失」と書かれていた…
俺はこの本のお陰で自分が
起きている状況を理解した…
俺はどうやら異世界に来てしまったらしい…
【END..】次回に続く…
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