33話 テスト
その日、レムリア、ミサキ、ガトーもやってきていた、
竜騎士学校の審査官もやって来ていた
「アスナの入学は決まったのでは?」
「決まっています、ただ、アスナの能力を見てみたいという竜騎士学校の審査官もいますので」とレムリアが言う
ユーリは言う
「解りました」
クラウゼとガーランドもやって来た
「アスナがどれだけ飛べるようになったか、しかし、こんな短期間ではどこまでやら」
「まあ、アスナはここ2ヶ月で必死にやってきましたから、ユーリがテストを承諾したのも自信があるかと思いますよ」
ユーリ
「ではデモンストレーションを行います」
アスナ
「私達の能力を見てください」
ワイバーンに変身したアスナにユーリは乗る
「まずは急上昇だ、4000mまで一気に行く」
「はい!!」
ミサキは言う
「ほう、無詠唱魔法、あの子はそこまで進んでいるのか」
凄まじい勢いでアスナとユーリは上昇していく
審査官は様々な道具で高度を図ろうとしますが
「測定不能です」
ガーランドが言います
「大体でいい、高度はどれぐらいだ?」
「4000mぐらいかと」
「なんと、それは最高クラスの竜でも限界高度ではないか?」
「次は急降下斬撃だが、的まで地上200mまで下がってくれ」
「わかりました」
ユーリはグレニート マーク1をあえて使う
「命中、しかもど真ん中、精度がすごすぎる」
「アスナ、次は速度だ、このまま、横に向かって移動してくれ」
「はい」
試験官はそれを見ていますが
「速度、測定不能」
ガーランドもクラウゼも驚きます
「速すぎる」
「ガーランド公、あの速さは?」
「竜はおろかワイバーンの速度も超えている」
ユーリとアスナは一連の動作を行って地上に降りてきた
ガーランドとクラウゼはあっけに取られていた
「こんなのはここ、3000年間でも見たことも無い」
クラウゼも
「ワイバーンの動きでは無いな」
ミサキはある程度予想していたが、レムリアは放心状態になっていた
「こんなの、国家機密級じゃない!」
一方、ガドーは満足したような表情する
「まあ、これぐらいは可能だと思っていた」
ユーリは言う
「どうですか?」
一同は言います「文句なしだ、アスナ君の推薦入学を認める」
そんな中、ミサキが言う
「既にアスナは国家機密級の能力を手に入れている、今後はその当たりを考慮してほしい」
「解りました、アスナの能力は出来るだけ秘匿します」
「お気遣い、感謝する」
ミサキが珍しく礼をする事にユーリも驚いた
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