32話 実践向き

アスナのワイバーンとしての飛行能力は高まっていた

午後はほとんどユーリとのマンツーマンのレッスンだが、アスナの

能力の高まりにはユーリも驚いていた

苦労していた座学も進みだすとアスナの能力は一気に引き上がる

ユーリはアスナと飛んでいる時に幾つか感じていた

『アスナの能力の上昇がすさまじい』

地上に降りてきて2人は話す

「ユーリ様、どうです」

「ああ、アスナは実践の方が得意かもしれないな」


手紙と資料はミサキとガドーから届く

それを元に午前中はユーリがアスナに魔法や技術を座学で指導する


そして、一週間に一度、ミサキが来てアスナに指導

ユーリは言う

「レミリアは来られないのですか?」

「うむ、国の仕事も多い、そして、この話をしたら目を回して私には無理と言った」

「えっ、そうなのですか?」

「レミリアの魔法の知識も豊富だ、しかし、この件に関してはJETの開発に加わった私の方が詳しい、航空力学とかやらにはレミリアもギブアップした」

「レミリアもそんな事を言うなんて」

「私も理論体系は解るが、その魔法を使えと言われても困る、お前と私、そしてガドーの3人が作り上げたような物だ、そして、使えるのは実質、アスナだけだ」

「アスナしか使えないのですか?」

「ワイバーンは魔力も魔法を使える物もいるが、アスナほどの魔力と風と火の2つの特性を持った者はいない、それに、お前がいるからアスナはこの力を使える」


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