生まれ変わったら、ち〇こでした。
シャウエッセン
第1章 生まれ変わったらちんこでした
第1話 死んだ方がマシ
清水 純一 27歳
彼女なし、友達なしの会社員だ。最後に彼女がいたのはいつかもう覚えていない。
いつもの様に、つまらない1日を過ごしていると、親戚から電話が、かかってきた。
勝男さんが倒れたらしい。勝男さんは、俺の叔父で、9歳の時に両親を事故で亡くした俺を引き取ってくれ男で1つで俺を育ててくれた。
お金なんてなかったはずなのに、大学まで行かせてくれた。そんな勝男さんが倒れたんだ。
俺は仕事が終わったら、すぐ病院に向かった。
医者から聞いた、話では膵臓癌らしい。しかもステージⅣ。余命は2ヶ月だそうだ。それから間もなくして、勝男さんは、4ヶ月は生きて静かに息を引き取った。勝男さんはいっつもそうだった。借金返済に苦しんでいた時も、俺に何も言わずに、美味いもん食わせてくれていた。これからやっと恩返し出来ると思っていたのに。
葬式が終わり、火葬も終わった。でも実感がわかなかった。遂に俺も1人になっちまった。生きていても、何も変わらない人生、俺は自分でつまらない人生に、幕をとじる事にした。
会社のビルの屋上から飛び降りた。
7月23日 清水 純一 死去
勝男さんの誕生日に、俺の人生は幕を閉じた。
はずだった。目を覚ますとそこには、大きな小便器があった。一体これはなんだ?
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