第158話 ディエゴの中の人、坂本翔平! 打ち上げ配信をする! そして、八幡信二と対決する!!


「やァ、皆の集。ビリー兄貴の敵討ちに、結婚パーティーにも参加してくれてありがとう。楽しんでくれたかな?」


 ――コメント


・とてもよかった!

 

・楽しかった! 


・スカッとしたわ! 


・おめでとう! 


・ウイーーー!!! 


・結婚パーティー動画で流したら、めっちゃ見られてて逆にありがたいわ!! 


・まァ、料理も豪華で酒もうまかったし! ヒダールをはじめとして、一流のパフォーマンスで盛り上がったしな! 


・魔法も盛りだくさんのショーもよかったぜ! 


・お幸せに! 


・ヒューーー!!!


「それはよかった。俺も、リンネとは仲良くやってるよ。そこで、それらのお礼を兼ねて!」


「プレイヤーには、貴族(ほとんど侯爵)、PKには、大商人の称号を与える!

効果は、貴族は、領地経営に効果があり! 他にも、戦では指示・指揮にボーナス! 

大商人は、商売や、農業、漁業、クラフトにボーナス! 戦では、兵糧にボーナスだ!」


「更に、スキルや、アピール、ウイニング・ショー・アイテムや、スキンを、プレゼント! 課金も増やすぞ!」


 ――コメント


・うおおお!!!


・ウイニング・ショー・アイテム来た!! おおお~~~!!!


・ありがたや! ありがたや!


・引き出物ありがとナス!


・引き出物WWW


・間違いではない


・引き出物感謝!!


・イエーーー!!!


・そして、称号! 貴族、大商人! キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!


・効果いいね! 魔法スポーツの戦でも使えるし! チーム戦でも使えそう!


・領地経営にボーナス! いいね!


・マジで領地経営好きだから助かる!!


・運営しまくるぜ! ウイーーー!!!


・大商人は、どちらかと言えば商売全ぶりだな!


・ああ、でも兵糧は大事だし! 相手に金を与えて、寝返らせたり、情報を買ったり、偽情報を与えることも出きるっぽい!!


・いいね!


・経営バトルで、悪用できるぜぇ!!


・へへへ!!!


・って、まてまて! これがあるってことは、次シーズンは戦か!?


・!!!


・!!!


・!!!


・戦、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!


・領地合戦、再来か!?


・それとも、店乗っ取りバトル再び!?


・めっちゃ興味あるぜ!!


・フーーー!!!


・んで、スキル、アピール、スキンは、領地経営や店舗経営のスキルに! 現代風の職業スキン! 天使や悪魔のスキンに、アピールか! いいね!!


・領地経営スキル良いぞぉ!!


・経営がはかどるな!


・うんうん!


・店舗経営ありがたい!


・やりだしたらハマっちゃうからな!


・ありがたく使おう!


・ヒューーー!!!


・おお! 現代風スキンもあるのかいいね!


・へー、スーツ、ドレス、アクセサリー、いろいろあるんだ! っはあああ!!!


・このドレスとかプレゼントにいいな


・今度デートするからあげよ!


・仲良くなれるし、デートもできるから、プレゼント助かる!


・天使のスキンもいいぞぉ!!


・悪魔のスキンで悪魔ごっこ! しまくるぜぇぇえ!!!


・へへへ!!!


・あと、課金のスキル、アピール、スキンも豊富だな! 


・ああ、クールタイム短縮! レベルUP! 武器ガチャ、NPCガチャ、行動エフェクトとか、いろいろあるぞ!!


・ガチャ! ガチャァ回すのぉぉお!!! フーーー!!!


・ガチャだ! 回せ!!


・配信で稼いだ金は、この時に!


・って、待て待て! ディエゴの武器あるぞ!!


・え、マジ!?


・マジマジ!! ディエゴのギロチンとか、ナイフだって!!


・うおおおお!!!


・いいじゃん!


・ええやん! 買うわ!!


・ゲームに稼がせてもらって、ゲームに金を使う。これもうわかんねぇな


・いいから回せ! 間に合わなくなってもしらんぞぉぉお!!!


・フーーー!!!


「盛り上がってるな。ああ、後! リンネと結婚したんで、東にある国の海辺に港町開発する!」


「そこで、店や領地を決めるから。切り取り・チャンピオン・ウオーズやるぞ! 勝って一等地を手に入れろ!!」


 ――コメント


・!!? 港町開発!? 領地切り取り・チャンピオン・ウオーズ?!


・うおおお!!! すっげえええ!!!


・そんなことできるか!?


・マジ!?


・うおおお!!! イベント来たァァあ!!!


・大型・チャンピオン・ウオーズ大会! ありがとうございます! 


・ヒューーー!!!


・これは盛り上がるぞ!!


・配信しないと(確信)!!


・新しい場所を開発か! これはまた、面白そうだ!!


・土地が増えるのか! また領地経営が楽しめるぞぉぉお!!!


・PKとしても、店舗を売り込めるチャンスではある。


・ああ、プレイヤーにもPKにも、美味しい大会だ!!


・絶対参加するわ!!


・参加日は!? 日程はいつ!?


・詳しく言ってくれ! 頼む!!


・HP見ろ! もう出てるぞ!!


・数日後の休みだね。


・普通に休日! しゃおらァァあ!!!


・参加できる!! よーしよし!!


・やってやるぜぇぇえ!!! イエーーー!!!


・勝つぞぉぉお!!! うおおお!!!


 っという風に!


 俺は、情報に大盛り上がりするコメントを見ながら! 


 残りの説明を終えたのであった!!! 


 そうして!


「よし、配信完了! 打ち上げ終了! フーーー!!! 今回はPKとプレイヤー、同時に発表できたから楽でよかったな」


「お疲れ様です! とてもいい反響でした!」


「さっそく、ガチャや課金で金が動いてますよ! すごい!!」


「そうか。じゃあ、あとのことを頼んでいいか? ちょっと飯食ってくる」


『『『『『「「「「分かりました! いってらっしゃい!!」」」」」』』』』』


 放送を終えた後! 配信を切った俺は!


 空間ディスプレイ経由で、残りの仕事を任せ!


 家を出たのである。


 んで。


「うん。うん! 美味い! やはり、この店のステーキは最高だ!!」


 家から出て、近くの店。


 そこで、ステーキセットを食べる!


 ああ、真っ昼間からでも、客がおらず。ほぼ貸し切り状態。


 そんな隠れ家的店の、奥の個室で! 


 ジューシーな肉を食らい、コメを掻っ込む! 


 これがいいんだよ! うん!!


 と、自由で豊かな、ランチタイムを! 味わっていると!


 ――ピピピ!!! ホテル・ゴールド・ラッシュから、電話です!


「! ん」


 ホテル・ゴールド・ラッシュから、電話! 


 肉を飲み込み、スープを一口。


 口を拭いてから。


「空間ディスプレイ。ON」


 空間に、投影!


 相手を見ながらの、会話へと切り替えだ。


 これができるのも、この店の良い所である。


「いつもお世話になっております! ホテル・ゴールド・ラッシュの支配人です! おかげさまで、利益が倍以上になっておりまして! お客様も世界中ら増えました!」


 いえいえ。こちらもかなり儲けさせていただきましたし。お互い、良い結果で良かったですよ。


「そうですね! それで、次シーズンも、是非! 契約をと思いまして!」


 ああ、分かりました。では……。


 っと、俺はちゃちゃっと、ホテル・ゴールド・ラッシュの支配人と、契約を交わし!


「はい! ありがとうございます! 次シーズンもよろしくお願いします! また遊びに来てくださいね!!」


 数億円規模の契約を、終えたのであった。


 これでまた金が増え、ゲームが作れる! 


 カジノとのコラボ宣伝で、ユーザーも増える!


 いいことだ! 


 今後も、ホテル・ゴールド・ラッシュと、蜜月の関係を続けたいぜ! ええ!!


 そう思いながら、続きのステーキをガブリ!


 米をかっかっか!! と、食べていると!!


 ――ピピピ!! 三国幸太郎から、電話です!


「! ふむ」


 次は、幸太郎からか。


 こいつは食べながら電話でもいいな。


 空間ディスプレイっと。


 あーん、もぐもぐ! うん! ヒレステーキ! 美味し!!


「やァ! 翔平! 食事中済まんけど、報告だって、うおおお!!! 美味そう!! え、何そのステーキ!! めっちゃ美味そう!! えええ!!!」


 報告か。いいぞ。


 早くしゃべれ。(もぐもぐ)


「っく! 見せつけやがってぇ! あー腹が減る! 後で絶対食べよう! ううん!」


「まずは、シーズン3の終了! 成功だ! 最後のイベントで、ユーザーたちは、大盛り上がり! 配信を見ていた人たちも、ファンタジア・エルドーンに取り込めて! シーズン4が待ちきれないと、世界中から声が届いてるよ!!」


 ほう。それはよかったな。


 ポテトも、進むぜ! ええ!(もぐもぐ)


「く! 皮付きポテト! うまそぉぉお!!! ちい!」


「で、でだ! 今回の給料として、2億を振り込むよ!! 

課金もそうだが、世界的に展開している味覚共有システムへの、参加増加や! バリア・システムの普及増加!」


「それに、チャンピオン・ウオーズや、日本統一・企業バトルの配信に、ウイニング・ショーの配信! ショーや歌のDVDや、セット配信で、かなり稼げてるので! その分もプラスだ!」


「コッチも稼げてるからありがたい! この一大コンテンツを、これからも充実させていこう!!!」


 そうか。味覚共有システムや、バリア・システムの普及はかなり広がっているとは知ってたが、チャンピオン・ウオーズに日本統一・企業バトルの方も、かなり売り上げがすごいらしいな。(資料を見つつ)


 こうなると、残りのシーズンにも、チャンピオン・ウオーズや、統一・企業バトル関係を繰り出したいが……まァ、それはサイドストーリーってか、サブイベ。もっと言うと、ミニゲームの範疇だからな。


 それで、本編。メインストーリー。メインイベントが、お粗末になったらいけない。


 それを念頭に、まァ、やっていこうかね。ええ。


「あー、まァそれはそうだね。僕的にはドンドンやっていってもいいけど、ユーザーに飽きが来た場合には、続けない方がいいだろう」


 そうだな。その時は、チャンピオン・ウオーズや、統一・企業バトルを、独立させるか。


「!! チャンピオン・ウオーズ・シリーズや、統一・企業バトル・シリーズを作って事かい!?」


 ああ、俺らの稼ぎの頭であることに変わりはないからな。いっそのこと、独立して稼ぐ方でもいいかもしれん。


 まァ、でもまだユーザーはこれらが好きみたいだし。まだ、先の話になるだろうけどな。


「そうだね! もしかしたら、チャンピオン・ウオーズ・まとめセットとか、統一・企業バトルまとめセットとかで、売り出してもいいしね! いいんじゃないかな!」


 せやな。(スープ、ゴクゴク!)


 で、他の話は?


「!! お、オニオングラタンスープ!! うまそう!!! っく!

じ、実は、もう一つ、重要な話があるんだ。前に行ったと思うけど、うちのゲームの技術を研究している、アメリカの研究チームがあるんだけど。

そこが、なんか凄い発見があったからしい!」


 へー。そうなのか。


 ああ、なんか前に聞いたようなことがある気がするが、そんなになってたのか。へー!(カニクリーム・コロッケ! ザクザク! トロぉ!!)


「!!! このコロッケの音ぉぉお!!! んっほおおお~~~♡♡♡!!! 絶対美味い奴やでぇぇえ!!! ヒーハー!! んっひいいい~~~♡♡♡!!! ~~~♡♡♡!!! ~~~♡♡♡!!!(ビクンビクン!!!)」


 いいから、続きはよう。


「う、ううん! そうだった。っで、その発見にすいて、話し合いをしたいっていうんだ。それで」


「翔平! 君がアメリカに行って、話し合いをしてくれないかな!?」


 ……はい?


「え、ちょっと待て。俺の記憶だと、その研究って、お前の許可とってしてるんだよな?」


「うん。そうだよ!」


 じゃあ、お前が行くべきでは? 


 責任者的に考えて(正論)。


「いや、そのシーズン4の続きがですね。ちょっと難航してて」


 えー。


「なので、その代わり! 前に、翔平が話してた、追加イベント・エピソード! シャンデリア王国のある大陸の、周囲の国を作って、それで運営していって、時間稼ごうと思ってるんだ」


 あーそうなのか。あれかー。


 確かに、数週間前。一緒に飲みに行ったとき。


 八幡信二の、クソ会社。ゼニゲバの株価が落ちまくり、ハッカーが攻めてこなくなった時。


 俺と、お前に、数名の社員と。転職してきた、花山桃華さんの顔合わせの関係で、飲んだ時の話で、そんなこと言ったような気がするな。うん。


 ……え、でも、それがすぐ出来たの?


 『凝り性病』のお前が? マジで???


「出来てるよ! 酒飲みながらだったけど、翔平がめっちゃ詳細に語ってたじゃん! だからそっこーで作り上げたわ!! ええ!!」


 それを、メイン・イベントでもやれよ! この野郎!!!


 っと、言いたいが。


 それはこいつも反省しているからな。うん。


 あんまり言うと可哀そうだし。ここは俺が我慢。


 それより、作れた事実を褒めよう。


 凝り性病、良くなってるぞ! 偉い!!


「なるほど。じゃ、それでいいんじゃね。アメリカも、俺が行くわ。

アメリカ行ってる間にも、ユーザーが楽しめるイベントがあればそれでいいし」


「サンキュー!」


 その代わり、シーズン4! 絶対作りあげろよ! 


「了解!!」


 っという風に。


 俺は、良い笑顔でサムズアップする幸太郎の話に乗り。


 アメリカへ行くことになったのであった。


「アメリカか。帰って準備しねーとな」


 パスポートの期限はまだあったし。自動翻訳機もOK!


 あとは、着替えに小物。あと、パソコンの準備だなー。


 ああ、引継ぎも頼むか。社員が増えて良かったぜ。ええ!


 っと、思いつつ!


 俺は、空間ディスプレイを消しながら!


 最後のステーキを食べた。


 その時!


「死ねやァァあ!!! 坂本翔平ぇぇえ!!!」


 そう叫ぶ、八幡信二! 乱入!!


 ああ、ナイフを持った奴が! 


 この店に乗り込んで来たのであった!!!


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