第90話 キャプテン・ジョリー・ロジャー、坂本翔平! バグりAI・バルセム大将を倒せ!!


「うおおお!!! 合体装備ィ! サイボーグ大将! うおおおお!!!」


 って、うわ! 武器娘と合体して、サイボーグ大将になったぞ!?


 うん! ムキムキの筋肉に、メカメカしい機械の体のバルセム将軍は! 


「派手に死ねぇぇえ!!! ドラァァあ!!!」


 っと、背中からミサイル、目からビーム!


 手を隕石のエフェクトつけて殴る! 隕石パンチなんかをしてきた!!


 いや、殺意たっけぇぇえ!!!


 くぅ!


「やってやるよぉ! うおおお!!!」


 ミサイルはクラーケン・ソードで、はじき返し! カウンター爆発!


 目からビームは、ラッパ銃で吸い込み! 撃ち返し! 


 隕石パンチは、全身にリヴァイアサンの鎧を着こんで、流し! カウンター・殴りまくり!! 


 って! 


「うおおお!!! 殺人タックル!!! はィィい!!!」


 今度は、殺人タックル来た!?


 ヤバい!! この殺人タックルは、時を遅くしてぶち込まれる! めんどくさい技だ!!


 普通によけるのは無理!


 故に!


「凪!」


 一工夫!


 凪で受け流して! その有効時間中に、投げ! 


 こうすることで、遅くなった時間を俺が引き継いで使えるのさ!! 


 だから!


「リヴァイアサン・ラッシュ!!! オラァァあ!!!」


 更にリヴァイアサン・ラッシュ! 


 サイボーグ・ボディの、水月、喉仏、人中、金的に、当てまくり!


 ダメージ溜めて、ぶっ飛ばし! 


「!? が!!」


 ! 血を吐いた! ダメージを受けたらしい!!


 そう思った次の瞬間には、ドォン!! っと、ぶっ飛んだ!!!


 ココがチャンスだ! 畳み掛ける!!!


 そう思って追いつきながら、ガンブレード二刀流! 


「ガンズ・乱舞!!! はァァあ!!!」


 ドガガガガ!!! ズガァァァ!!! っと、斬撃と銃撃の嵐で、削り!!!


 更に、上へとぶっ飛ばす!!!


 これ以上の横は、海賊船を巻き込んで、負けるのが怖いからな!!


 故に、障害物のない! 空中を選んだ!!


 っで!


「!? うおおお!?!?」


「クラーケン・ソード! 伸びろ!! キャッチング!!! そして、たたきつけぇ!!」


 ――にゅるん! ガッチ!!! ドォォォンンン!!!


「!? ぐえ!!」


 天空に飛んでいくバルセム将軍の体を、クラーケン・ソードでキャッチし! 


 そのまま船へと叩き付け! 


 しかし!


(! まだアナウンスがない! まだ生きてんのか! 仕方ねぇ!!)


「ワイルド・アンカー! うおおおお!!!」


 それを行った俺は、まだ『終了のアナウンスが鳴らない=バルセム大将死んでない』と把握!


 じゃあ、このままダメ押し!! っと、クラーケン・ソードを、アンカー・ランスへ変更!!!


 うん! 持ち手は鉄の長い槍のようで、その先にはりデカい錨がついている!!


 槍状の錨を、手に持って!!


「楽しめ! アクア・パラダイス!!!」


 そのまま追撃! フルボッコ!!!


 ああ、アンカー・ランスを、ダイナミックに振り回して!


 錨の部分で、斬り! 持ち手部分で殴りまくり! 


 そうやって攻撃するたびに、水の刃や、水の鮫! 


 カジキ・マグロに、ペンギン、シャチが出現して! 


 ドガガガガ!!! ドゴォォお!!! っと!


 バルセムのHPを、削っていく!!!


 そして!


「これで終わりだ! アクアリウム・ドリラァァあーーー!!!」


 フィニッシュに、抉り突き!! 


 アクアリウム・ドリラー!!! 炸裂ぅぅう!!! 


 うむ! アンカー・ランスの刺さった部分から、鮫、シャチ、クジラ! ペンギン、蟹!


 イカ、タコ、カジキマグロ! 白熊、セイウチ、ペンギンが出て! 更にHPを削る! 


 大ダメージを、与えングじゃァァあ!!!


 これで死んでくれぇぇえ!!! 頼むぅぅう!!!


 イエーーー!!!


 が!


「まだじゃあああ!!! うおおお!!!」


 思いは届かず! 死ななかった、バルセム!!

 

 ぶっ飛ばされても、空中受け身をとった奴は!


「行くぞぉぉお!!! マグマ噴火ァァあ!!!」


 っと、マグマ大噴火!! 


 そう! サイボーグ・ボディを、マグマにして! 飛び散らせながら! 


 黒い暴風を込めた! マグマの拳で!


「暴風・マグマパンチィィい!!!」


 えげつない攻撃! してきたのだよぉぉお!!!


 ふざけんなァァあ!!!(激怒)


「アンカー・ランス! 変化! ブラック・フラッグ!!!」


 俺は、アンカー・ランスを、ブラック・フラッグへと変形!!


 うん! 槍の持ち手は変わらず! 穂先の錨が、黒いジョリー・ロジャー! 


 海賊旗ブラック・フラッグへと、変化させた! 海賊らしい武器へと、変えたのである!!!


 っで、それを持った俺は! 


 乗ってる船を、ドン! っと突き! 


「これが俺の海賊船だ!! メイキング・パイレーツ!!! ヨーホーォォお!!!」


 っと、唱え!!


 軍船から、海賊船を作りまくりィィい!!!


 ああ、そうだ! これぞ、ブラック・フラッグの能力!!


 旗を立てた場所に、俺が自由自在に操れる! 海賊船を作る力!!


 それで、海賊船を作り!!


「全砲開門! 放てぇぇえ!!!」


 船の全大砲を操って!


 バルセム大将に、ドドドドドドドドド!!! ドズンッッッ!!!


 オール砲撃! ぶち当てたのさァァあ!!!


 ヒューーー!!


「!??! ぐっはァァあ!!!!」


 それで、バルセムが! 大砲に撃ち負け!!


 マグマまき散らしながら、宙に浮くのを見たら!! 


「カルマ武術! ホワイトアウト!!」


 俺は、即行動!!!


 カルマ武術! ホワイト・アウトで、氷人間になりながら! 


 海賊船・全体を凍らせて!


「全ての大砲に、終わりの冷気を込め! 放て!!!」


「アブソリュート・ゼロ!!! ファイヤーーー!!!」


 っと、号令!!! 


 黒い暴風+氷魔法の、絶対零度・砲撃を撃ちまくり! 


 バルセムの野郎を、ズガガガァァァンンン!!! 大爆殺ッッッ!!! 


 彼の全身を凍らせて、海へと叩き落したのだった!!!


「!!! っはー! はー! あああ~~~!!!」


 つ、疲れた……精神が、もう持たない。これ以上は、流石に無理。


 そう、全てを出し切り! ガクっと、倒れ込む俺! 


(さすがに終わったか? アナウンス。聞いてないような気もするが……いやいや! 槍奥義に、船奥義までぶつけてんだぞ!! さすがに勝利)


 っと、思ったその時!!!


「まだじゃァァあ!!! 変形!! ジャスティス・ロボォォお!!! うおおおお!!!」


 海から、バルセム将軍が飛び出て! 更に変形!! 


 空中でホバリングしながら! 両肩に大砲! 背中に大剣の巨大ロボとなり! 


 その胸部分を開いて!


「皆の者! 応援を力にィィい! 儂に、ナイス! 魔力! アピール! 光ビーム! なんでもいいから送ってくれ! それを力とし!! 必殺ビームを放つぞぉぉお!!!」


 と、号令し!! 


「うおおお!!! バルセムぅぅう!!!」


「勝てぇぇえ!!!」


「海軍に勝利を! 海軍に勝利を!」


「やっぱり、海軍がナンバーワン!」


「いいね!」


「俺たちに勝利を! 海賊に負けを!!」


「勝ってくれぇぇえ!!!」


「「「「「『『『『『うおおお!!!』』』』』」」」」


 2万人の、ナイス! 魔力! 光が! バルセムに集まって!!!


「うおおおお!!! 来たァァあ!!! これぞ、民意の力あああ!!!」


「ジャスティス・ビームぅぅう!!! かァァあ!!!」


 極太・レーザー・ビームを!


 撃ってきやがったのサァァあ!!!


 こ、この野郎ォォお!!! 


 ここまでやって、最後は人数差で勝つってのかよぉぉお!! 


 ふざけんなァァあ!!!


 そっちがその気なら、こっちもしてやんよ!! それ!!!


「ちィ! リヴァ! クーラン! 融合召喚!!」


『あいよ!』


『任せて! それ!!』


「『『うおおお!!! 覚醒!!!』』」


「『『デイヴィー・ジョーンズ! ウイーーー!!!』』」


 俺も、リヴァイアサンのリヴァ、クラーケンのクーランとW合体し!


 ジョリー・ロジャーの本当の能力! デイヴィー・ジョーンズを、発動!!! 


 ああ、海に関するすべての能力を使える、この力をもっと上げるため!


 号令を上げようとしたら!!


「うおおお!!! キャプテン・ジョリー・ロジャー!! 勝ってくれぇぇえ!!!」


「あんたが頼りだ! やれ! 勝てぇ!!」


「海賊の意地! 魅せてやれぇ!!」


「やってくれ、キャプテン!!」


「我らがボスよぉぉお!!!」


『『『『『「「「「「うおおおお!!!」」」」」』』』』』


 する前から、大声援を受けまくり!!!


 ああ、これで負けるわけにはいかん!! 


 やってやるよぉ!!! っと、気合を入れて!!


 彼らの声援を、受けながら!!


「海は、我が庭! やってこい!!」


「デイヴィー・ジョーンズ! ロッカー!!!」


 能力! 発動!!!


『『『『『「「「「「GGGGGAAAAA!!!」」」」」』』』』』』


 今まで海で死んだ、全ての海軍、軍艦、海賊、海賊船、モンスターを召喚し!!!


「一斉攻撃!!! 放てぇぇえ!!!」


 バルセムの放つレーザーに! 総攻撃! 開始!!!


 うむ! 今まで、一度でも海で死だことがある! プレイヤー海軍や、PK海賊のコピーが! 


 魔法! 銃撃! ビーム! カルマ武術!! 


 武器娘・合体装備キャノンや、悪魔娘・融合召喚技!


 そして、必殺技を繰り出し!! 


 ――ガガガガガガガガ!!!


「!? うおおおお!?!?」


 バルサムのレーザーを! 押し返し!!


 奴を、総攻撃の渦に! 飲み込んだのさァァあ!!!


 ヒューーー!!!


 いや、凄いな! これ!!


 確かに、一度でも死んだ奴を味方にして、ぶち込める技だが!!


 それでも、バルサム! 2万のユーザーに強化されたビームに、よく勝て……。


 あれ? 待てよ。2万?


 ……総ユーザーの数は、5万人。


 そのうち、3万人が海軍で、2万人が、海賊。


 で、奴への応援が、2万なら……。


 !! そういうことか!!!


 ありがとよ!! 応援してくれた、キャプテン・ジョリー・ファンの皆!!!


 立場を超えて応援してくれた、お前たちの気持ちに応えて!!!


 俺ァ、勝ったぜ!! ええ!!!


 ――ドォォォンンン!!!


 そう感謝したと同時! 空中で大爆発!!! 


 ああ、ボロボロになったバルセムは、海に落ち!!!


 ――バルセム大将! HP0! 負けました!!


 待ちに待ったアナウンスが流れ!!!


 そして!!


 ――そこまで! プレイヤーの残りチップ! 0! PKの残りチップ! 2! 


 ――PK海賊たちの、勝利ィィい!!!


 俺たちの勝利が、確定したのであった!!!

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