第2章 追憶3
第129話 旅愁3 -安曇川-
京都を出たのは、8月17日の早朝だったかな。
五山送り火を夜に見て、改めて旅に出たんだ。
京都駅前にホテルを取っていたからそのまま東へ。
三条通から二条通へと向かう。
京都は、盆地だから周囲は山に囲まれている。
ちょっと、登り坂とか辛くはあったけど四国に比べればどうってことなかったかな。
山科駅の傍までくるとお店も増えてきたから朝食や水分なんかを買い込んで琵琶湖方面へと走り出した。
京都府を出て最初に辿り着いたのは、滋賀の大津。
ここから琵琶湖を西側から北上することにしたんだ。
右手に琵琶湖を眺めながら。
JRも通っているからか結構栄えている感じだったかな。
意外とコンビニもあったし、ドンキもあったからコンビニでいっぱい飲み物買わなくてもよかったかもって思った。
その日は、大津から
えっと、大津から安曇川までは…43kmだってさ。
そうそう、この日は安曇川にあるキャンプ場に泊まったんだ。
キャンプって大変じゃない?って。
そんなことないよ。
もう、すっかり慣れちゃったからね。
でも、この日はよく考えたら久瀬原さんと別れて初めてのキャンプだったな。
久瀬原さん…ああ、そっか明花は知らなかったね。
大阪で出会って四国を一緒に旅した人で、僕に合気道を教えてくれた人だよ。
自衛隊の人なんだ。
そうそう、それで合気道をしっかり学びたくて部活があるか聞いたんだ。
43km…ああ、フルマラソンと同じくらいか。
明花は、そう言うふうに考えるんだね。
流石、アスリート。
え、その日は何食べたって?
えっと、なんだっけなぁ。
うーん、アドベリーのジュースは飲んだ記憶はあるんだけど。
何食べたか記憶にないな。
まあ、その日はキャンプ場で一泊しただけだったね。
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明花は、回想にも話しかけてきます。
ただし、興味があるのは食事がメイン。
未桜は、静かに聞いているって感じでした。
話している相手が変わっているのでその辺りは変化があります。
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