こんな日くらいふざけてもいいだろうに
伊藤テル
こんな日くらいふざけてもいいだろうに
味噌舐めるご飯が欲しい家出する君の家には「おかわり」がある
正直そんな言うなと思ってる最初だからさ甘くてしてほしい
パソコンでソリティアだけをやっている君の横顔ジャックみたいだ
温泉を掘り当てたように振る舞って旅館の女将を探している
リア充になってみたいなパンを買う公園で食うこれが精一杯だ
私は今U字磁石を穿いている君の磁力に負けない気持ち
夏休み知らないユーモア知る内輪そっちのタンマかなり嫌だね
息きれいリフレッシュとかライターが書いているけどそんなにダメか
私の持つ通行手形はプラスチックばれないように笑顔振りまく
空港のロビーみたいな人生だ人はいるけど一体感ナシ
雪深し二階の壁に室外機出っ張りギリギリ震えているよう
大人でもフーセンガムで空を飛ぶガムに黄砂がついて落ちてく
恋愛はエンタメだろうと思ってたバリバリリアルなデスゲームだった
夏休みコーラの泡をすくいとる消えてはいるが香りは残る
ゆるキャラと思われている私のキャラ愛して蹴って笑い者にして
ご飯からフックアップされた鮭そんなサクセス憧れる日々
座らないきれいなおケツ保つため立った姿で勝負していく
ナスおナスたくさんおナスありますが私にかかれば全部が料理
倉庫へと替えのティッシュを取りに行く君への想い募らすように
大掃除面倒なのに次がある ちょっとは怖く思われたほうがいい
こんな日くらいふざけてもいいだろうに 伊藤テル @akiuri_ugo5
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