一面の花々よりも穢れの中の一輪の花の方が綺麗に見える
蒼キるり
一面の花々よりも穢れの中の一輪の花の方が綺麗に見える
悪意なき悪こそ悪いものもない 髑髏に咲く蓮の上で笑み
砂糖投げるマグマの中いつの日か巡り巡り助けになるよう
アルバムの母は見知らぬ子の顔で知らぬ間にできた痣に似てる
夢なめる人のものほど甘いもの いつか集めてお城作ろう
鱗生えいつしか青に染まる肌 いいよ弾けて愛してあげる
笑いつつ毒を摘んで鍋へ ぽと あなたは悪魔?いいえ魔女です
人生はパズルのようだったでしょう?だって私が用意したもの
断罪をするだけなら楽でいいね 針の道は目隠ししてたの
歩くだけ骨と血で埋もれる道よ私を守れ善人の目から
あの子の笑顔目指して生きてきたの首を切れば永遠でしょうか
かわいそう骸の上で笑う君 涙はきっと真珠になるわ
ぱつりんと鋏で切った人生は縁取り青く少女のようで
他人の痛みを笑った哀れな子 痛いと告げる術もないのね
知らない知らないそんなの知ったならとっくの昔見限っていた
金髪がひるがえりまたねと笑う屋上から鳥になったあの子
永遠の愛なんておためごかしを言う暇あるなら踊れよ
真実を選べるあなた幸福よ型に入れられ焼かれた私
悪と知り潰した蟻の数も知り歩くだけで兵器になれるわ
いつか愛してるで足りなくなったらどうか剣を突き立て燃やして
雪を踏み桜を招くきみ何か虐げてしか愛を示せず
一面の花々よりも穢れの中の一輪の花の方が綺麗に見える 蒼キるり @ruri-aoki
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