閑話 サツキの日常
私がサツキ様の専属メイドとして警護任務に付いて2年が経った。魔法、魔装、座学と何事にも積極的に取り組み、覚えは異常と言えるほど早い。王太后様が『サツキは天賦の才を持つ天使』と言われのも冗談ではないと思える。
魔法は既に上級魔法を扱い、魔装も女学院卒業生クラスの使い手になられた。そして座学では文学、数学、歴史、魔法学の全てを女学院卒業レベルを超えている。
これを天才と言わないなら、この世に天才は存在しないと思う。
サツキ様の日常は、午前はヴァネッサ様と私から日替わりで魔法と魔装を学び、午後はアントワーヌ様と一緒に座学を学ばれる。午後は座学の合間に休憩を兼ねてお昼寝をされるのだが、兄妹でご一緒に寝ておられ実に微笑ましいのだ。
午後の座学が終わり、ご家族で夕食を済ませると、兄姉と5人で湯浴みをなされ、その後アントワーヌ様に寝かしつけされて、サツキ様の1日は終わる。
私は、王太后様の天使の日常を守る為、王妃からどんな刺客が来ようと私は排除する。
戦争孤児だった私に、孤児院という安らぎの場所を与えて頂いた。更に女学院へ進学し今の職まで与えて頂いたのだ。私と同じ境遇の者に幸せな生活を与えてくれた王太后様へ大恩を返す為に…
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お待たせしました。
次回より本編を再開します。
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