第17話 祝の晩餐
今日はお祖母様も参加しての晩餐なの。
レティシアお姉様とオリヴィエお兄様が揃ってギフトを授かったのは奇跡に近いからね。まぁ、我がマルグリット侯爵家に感しては全員がギフトを持ってるの。0.1%と言われるギフトを家族全員ってとんでもない家族だね(汗)
これで私がギフト無しだったらと思うと…家から追い出されないか不安になっちゃう。
豪華な料理を前にして、私の表情が冴えない事に気づいたアントお兄様が声を掛ける
「サツキ、どうしたの?具合が悪いのかい?」
アントお兄様は不安そうに話し掛けてくる
「ううん…お兄様達みんながギフトを授かったでしょ?もし、私がギフトを授からなかったら…家に居れなくなるのかと思ったの…」
不安な表情と力無い私の言葉を聞いたお兄様は、私の傍にきて強く抱きしめて
「サツキ、ギフトなんて関係ないよ。ギフトなんて無くても、僕の愛しい妹なんだからね。そんな事でサツキに酷い事をいう者が居たら、僕は家族でも許さないから安心して」
私の不安を振り払おうと力強いお兄様の言葉と
「そうだよ、もしギフトが無くたって貴女は私の天使なのよ。サツキが悲しむ様な事をする者を、この私が許さない。例え王家だろうとね」
今にも泣きそうな私をお祖母様は優しく、そして力強く話し掛けてくれたの
「お兄様…お祖母様…ありがとう(泣)」
私は心に抱いていた不安を振り払ってもらい、安心してら感情が溢れて泣いちゃった。お母様も直ぐに歩み寄って『ギュッ』と抱きしめてくれたの。家族の愛を感じてたら、そのまま寝てしまっていたの…
「お母様、2年後にサツキが【才能覚醒の儀】を迎える時は、王家からも第3王子(王妃)と第4王子第2王女の双子(側妃)が来るのですよね?」
「そうだね、サツキのギフトは間違いないからね、王家がギフトを授からないと騒がしくなるかも知れないね…」
私が5歳を迎えて行われれる【才能覚醒の儀】には王家から3人の参加者が来るの、儀式が行われるまで、王妃からの妨害工作が実行されたけど、【樹】が事前に察知して阻止していた事を、私は全く知らなかったのよね…
そして、私は5歳を迎えたの
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閑話を少し挟んで本編へ戻りますね
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