第8話 お祖母様の訪問

 お母様から魔力操作を習ってからは、時間があれば魔力操作ばかりしてるの。まだまだ小さい為に兄姉と一緒に遊べないから仕方ないの。

 アントお兄様は優しいので、時間を見つけては絵本を読み聞かせしてくれるの、本当にイケメンで素敵なお兄様愛してるわ〜♥

 そんな毎日を過ごしてると、メイド達が騒ぎだすの!これってお祖母様が来たって事だ♪


「サツキ〜、私の天使ちゃん〜♪」


 他にも孫がいるのに、私の名前を叫びながらお祖母様がやって来て抱き上げられ、いつもの頬擦りでスキンシップをすると


「あぁ~、ヴァネッサ、やはりサツキを連れて帰りたいわ。この子が近くに居ないと禁断症状が出てしまうもの」

「お母様、他にも孫がいるのですから(汗)」

「ヴァネッサ、よく見なさい!サツキは天使なのよ?比べる者なんていないわよ!」

「もう…今日はサツキを愛でる為に来た訳では無いのでしょう?」

「そうだったわね。サツキ、おばあちゃまに魔力操作を見せてくれる?」

「あい」


 お祖母様に頼まれたので魔力操作をしてる所を見せると


「流石は私の天使ちゃんね♪天才と呼ばれる5歳の子でも、サツキほどの操作は出来ないわね」

「お母様、サツキにはどの程度まで魔法を教えていくべきかな?」

「サツキ本人が覚えたいと言うのなら、全てを教えてあげなさい。宮廷魔導師筆頭だったヴァネッサなんて直ぐに追い越すわよ♪」

魔導書グリモワール等も読み聞かせすればいい?」

「サツキが望むなら全てよ!必要な物があれば私を頼りなさい。判りましたね?」

「はい」


 2人会話は続いてるけど、私は魔力操作操作に疲れて寝落ちしていたの…

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