眼鏡を無くした朝から始まる物語。日常をひとつドラマチックに見せてくれる西奈さんの文章が、私はとても好きです。誰にでもあるような生活の一部を切り取ってくれているような、そんな何気なさの描き方がしんしんと染みていきます。大事なプレゼンの日なのに、の「なのに」も結局は捉え方次第ですよね。