応援コメント

あとがき」への応援コメント

  • 読ませていただきました。
    面白かったです。
    ユーフォって吹奏楽とかあまり知らない自分みたいなのからすると、一番絵も音も浮かびづらい楽器なんですが、何が書き手を刺激するのか。その在り様故か⁉︎

    女性でない、少女小説なんてほとんど読んだことない自分からしても、これは少女小説ではないよなあ、とは思いました。
    いや別に青春小説で、いいんじゃないの、と思いつつも、なんだろ、少々ヤンキー寄りすぎなのじゃないかとw
    なんか気が短いというか、少女特有のピリピリした感じではなくヤンキー的感情行動直結型みたいなキャラが多く、主人公だけがそうならまだしも、わりとそういうタイプばっかりに見えるのが、その気配を感じさせるのかな、と。
    まあ、実際は案外そんなもんかもしれないですが(特に吹部とか意外と体育会系だろうし)、少女が主人公である動機が弱いというべきか。べつに少女だからもっと繊細であれとか恋愛に興味持てとは思いませんが、対比や立ち位置の見せ方でもっと主人公を魅力的に見せるべきだったのではないか、と思いました。
    はっきりとミステリ、もしくはホラーなんかだったら、このままで良いのでしょうが。

    筋運びとか謎なんてなかったとか、それでもひとつ説明のつかない余白がぽつんとあるとか、〆の描写とかは読み応えありました。なもんでキャラですね、キャラ。

    アフターフェスティバルですが、ルルルだったら角川の学園小説大賞とかのほうがよかったのでは?

    作者からの返信


    丁寧なコメントをありがとうございます。いまさらですがレビューも感謝です!

    >ユーフォって吹奏楽とかあまり知らない自分みたいなのからすると、一番絵も音も浮かびづらい楽器なんですが、何が書き手を刺激するのか。

    ええ、まあ、不憫な子みたいなもんなんで w、ついつい使いたくなりますね。吹奏楽ぐらいでしか活躍しない楽器ですから、この種の音楽の象徴みたいに感じる人が多いんじゃないかと。あと、この話のケースでは、一人っきりで務まるパートというのも重要でした。主人公は、本来なら村八分にされかねない面もあったんですが、ユーフォパートはこいつ一人だし、そこそこうまいし、レギュラーから外せねえな、というシチュエーションを作る必要があったので。

    >なんだろ、少々ヤンキー寄りすぎなのじゃないかとw

    あーなるほど……って、猪坂輝未というキャラは今回の改訂で新たに入れた人物なんで、中間部の、「ぶつかり合ってすっきり」みたいなシーンは、もともとの版にはなかったんですけどね 笑。
    まあ確かに、思春期の少女らしい「ぴりぴりした感じ」ってのは書けないですねー。書く気もないけど。

    >対比や立ち位置の見せ方でもっと主人公を魅力的に見せるべきだったのではないか、と思いました。
    はっきりとミステリ、もしくはホラーなんかだったら、このままで良いのでしょうが。

    うん、そういう意味では、「ミステリーもどき」の中で都合よく動いてくれるキャラ、という意識でしか書いてなかったかも知れません。改めて考えると、早苗には悪いことをしました。まあ、最後に部長に出世させてあげたから、それで許してほしいなと……だめかな?

    >ルルルだったら角川の学園小説大賞とかのほうがよかったのでは?

    学園はねえ、なぜか敷居の高さを感じてましたね、あの当時は。
    あと、吹部なんて、学園もののうちには入れてくれないよな、といういじけた気分もありましたし。いやほんと、あの当時は「ザ・スニーカー」でも「電撃文庫マガジン」でも「コバルト」でさえ、吹部が舞台の小説なんてひとつも見なかったし。

    まあいずれにしても、少女向けレーベルを全否定するところから出発するべきだった、というのはわかりました ^^。展開そのものはポジティブに受けとめていただけたようで、嬉しいです。

    あとがきのどん詰まりまでお付き合いくださいまして恐縮です。改めて、ありがとうございました!

  • 自ら紹介やコメントはしないと決めていたのですが、湾多様には多々コメントをいただいていますので、参考になればと、初コメします。

    さすが小説講座で学んだだけあって、湾多様の文章はしっかりしており安心して読むことができます。作品やコメント内容から、私の知らない作品をたくさん読んできたことも分かります。
    中学の吹奏楽部が題材となると、やはりメインの読者は中学生、高校生ぐらいになるのでしょう。その前提で考えると、中学女子の心理描写云々については、違和感は感じませんが、湾多様自身が書かれているように、文体はかたいのだと思います。〝文豪〟のような風格さえありますから。
    小説を学生に読んでもらいたいなら文体は検討の余地があるのでしょう。しかし、私的には、文体は変えずに読者層を広く設定した方が良いのではないかとおもいます。
    1人称にするとしても、中学生のリアルな自分ではなく、たとえば大人になった自分が、子供や孫が楽器を初めたのを契機に、自分の過去を振り返るような……。そこでは中学生の自分を1人称で走らせられます。
    そうして今更ながら、あの時の謎に思い至る、……といった展開なら、大人の読者を若かりし時代に導いていける。その時は、ミステリーでもホラーでも、可能性は開けます。結婚相手が実は犯人だった。……ハッピーエンドが主流の現代ではこの落ちは勧められませんが……。逆に、思い返せば知らないところで伴侶に助けられていた、といった人情噺は可能かと。
    ミスマーブルのように安楽椅子に揺られながら、昔の活躍を振り返り、謎を解く。……まぁ、時間の経過があるので派手な物語にはなりませんが、場合によってはほっこりした物語にできるような気がします。(私は、ほっこり、不得意ですが)

    ピント外れな感想、意見になったかもしれません。ご容赦ください。
    いずれにしましても、次作を楽しみにしています。

    作者からの返信

    めったにいただけないコメント、そしてレビューとありがとうございます!

    文体ですね w。これは書き出したころに色々と自己突っ込みを繰り返していた点ではあります。風格があるかどうかはともかく、独特の息の長さとリズムがあるようで、でもそのうちに、小説講座なんかでもみんな慣れてしまったのか、あえて取り上げる方はいなくなり、カクヨムでもなんだかそういう方向に落ち着きつつあるような。そんな中で改めてその点に触れていただき、なるほど、と思いました。

    「一人称でかつ大人の自分の過去を振り返るような文体」で読者層を広げる対応――こちらもなるほど、と思いました。正直、そこまで対象読者に配慮して書き始めたことがありません。書きあがってから、まあ誰でもいいから読める層の人が読んで、と放り投げているようなところがありますんで 笑。次に学生メインのストーリーを書く時に、改めて意識してみたいと思います。

    お言葉をいただいて、休眠状態のアイデアのいくつかに灯が入ったような感触があります。作品化までにはまだ何段階か必要かもしれませんが……急にらしくない文体が錯綜するような小説が現れたら、ああこれか、とご笑覧いただければと思います。

    毎回真っ先に、最後まで読み通していただいて、ほんとうに励みになりました。コメントを往復させる機会が持ててよかったです ^^。改めてあがとうございました。
     

  •  楽しく読んで参りました(*^_^*)

     レーベルとか意識して書いたことは無いのでなんともコメントしにくい(^^ゞ

     でも女性向けであるのなら、おそらくは男女の思考的な傾向の差異なのでは?エイルのは恋愛系のスキルではありますが『男は解決する生き物で女は共感する生き物』そのくらい根本的に違うΣ(゚Д゚)

     例えば、パソコンが壊れた。この状況を男が話す場合は、どうにかしてパソコンを修理したい。問題の解決の相談です。困ってるとか分かってるしどうでもいい。

     女なら壊れて困ってる気持ちを共感共有したい。問題の解決は求めてない。〝困ってる〟この気持ちが最も大切で〝共感〟がしたい。

     男性諸君にいきなり問題解決する方法を探ったり状況を聞き出して颯爽と直すよりも、気持ちを聞いて共感したほうがはるかにモテるよって話しなんですよ。助けを求められたその時に、解決するための行動開始しても遅くは無いですから。

     これを元に考えると、根本的に行動原理が男性より過ぎて、女性の感覚と違った?と推測します。でも本作をそんな主人公に差し替えるとストーリーが成り立たなくなるので、どうにもアドバイス出来なかったのでは??

    〉どないせえっちゅーねんっ。

     たぶんその〝問題解決する〟という思考過程、考え方そのものがそもそも〝女性向けレーベルと違う〟というのが答えかと、おっさんなエイルによる論理的に説明する推測的な回答ですけども(^^ゞ

     エイルが女性向けにするなら?これは不可能です。基本的に理系な上にいわゆるグレーゾーンな軽度の発達障害未満なので、自分自身の感情の言語化ですらちょっと苦手(笑)ですから。

     作家としてはエイル終わってるなぁ(; ・`ω・´)

     でもこの知識は差別じゃなくて区別だし傾向なだけなのだけども、同志なおっさん達よ!!女性との会話には凄まじく役に立つからな( ー`дー´)キリッと添えておきます。

     逆もまた使えますけどね(*^_^*)女の人には男に気持ちの共感を求めても無理だからな!!男は問題解決にしか使えないぞと(笑)


     最終話の返信でありますが
    〉愛しているからこそ、勝手に持ち出されて怒った、という見方〜

     作曲家本人の語りがない以上は怒りの気持ちの何割かは愛が原因としてあるでしょうし、本当の興味がない駄作なら別名でバレなきゃいいや。商業利用しなければいいやと放置したかもというのは、読み取れました。エイルも創作する人間ですしね(*^_^*)

     それでも、あのコメントを書いたのは端的に言えば理系なエイルはロジック、裏打ち的なのが、好きでエイルの趣味だから\(^o^)/万人受け?冗長的?女性向け?そんなの気にしてません(笑)

     役に立つコメントなのか、無駄に長いだけなのかは分かりませんが、解答にカスってればいいなと思います(^^ゞ

    作者からの返信

    最後まで熱いコメントの数々、ありがとうございます!

    >『男は解決する生き物で女は共感する生き物』そのくらい根本的に違う

    さすがにエイル様はよくお分かりでいらっしゃる 笑。
    そーなんですよねー。それらしいことも、何人からか聞いたんですけれどね。「そもそも女の子はこんな風に一人で行動したりしない」とかね。「でも今回の場合は転校生が孤立するパターンだから、ぎりぎりありなのかも」とか。結局「難しいねー」という話でした。つまり、本作のストーリーそのものが女性主人公向けではないのかな、ということだったんでしょうかね。そうは言っても、少女探偵がぐいぐい解決する話ってあるし。そのへん、小説論としては一筋縄ではいかないのでしょう。
    まあでも、湾多の愚痴に共感していただけたことは、それとしてありがたく受け止めます ^^。おっさん同士でも共感は大事ですよね。

    エイル様には第一話から時に的確な合いの手を、時に湾多の見落としをご指摘いただき、ずっと親しくコメントを送っていただいて、感謝の念に堪えません。最後のぐだぐだまで丁寧にお付き合いいただきましたこと、ひたすら恐縮です。いささかでもお楽しみいただけましたら幸いです。改めてありがとうございました!