創造魔法でアイテム作成

今は10階層まで降りてきている。


この階に来るまでにオーク、ブラッドベア、アイアンタートル、ウッドゴーレムと遭遇した。


やはりだいたいはルシファーがはりきって爆砕していた。


レオナもそこそこ魔法を使って倒していた。


「ここらへんで休憩にするか」


「では私の魔方陣で結界をつくりセーフティゾーンをつくりますね」


「ああ頼む」


レオナは『魔方陣作成』のスキルを使い四隅にドロップした魔石を置いて詠唱を唱えながら床に文字を描いていく


「これで大丈夫です」


「じゃあレオナは携帯食料でも食べながら休憩しといてくれ。俺はこれから『創造魔法』でルシファーに手伝ってもらって魔法の収納を作るから」


素材などドロップした物はルシファーに持ってもらっていた


そろそろ持ち物も沢山あるし、『創造魔法』の出番というわけだ


『ブレイブアスガルド』では『アイテムボックス』があり収納をできていたがこの世界では稀らしいので魔法袋を作成し収納をする事にした


ルシファーに声をかけ、詠唱してもらう。使うのは『重力魔法』と『時空魔法』である


まずは魔法袋の元になる携帯食料セットの袋を『時空魔法』で、空間の作成。時間経過しないようにして『創造魔法』で袋に魔法を練り込む


その後『重力魔法』で入れた物を浮くように展開していく


これで大丈夫。まあはじめてにしたら上出来だな。


ルシファーの魔力で作ったから空間もとても広くできた


あとは袋が破れないように魔法障壁を周りに纏わせてと


小さなものだから魔法障壁は常に張れるとのことでルシファーにお願いした

 

「これで荷物に困ることはないな」


「まさかそんな簡単そうに複数の魔法を使うなんて。やはりルシファーは本物なんですね⋯⋯」


素材のほか食材や鉱石はいろいろ手に入った。


鉱石の中には岩塩があったので少しは食材に張りがあるようになるだろう。


「さっき手に入れた岩塩で肉を食べたいのだ」


「じゃあ『火魔法』で焼こうか。っと岩塩を削らないといけないな」


「任せるのだ。まずは岩塩を『風魔法』でいる分だけ細かく粒子にしてと。『火魔法』も任せてほしいのだ!」


手から次々と魔法を繰り出しながら肉をスライスし、塩をふりかけながら火魔法で焼いていく。


「このぐらいが丁度良さそうなのだ」


うん…いい感じに焼き上がってる。ウッドゴーレムの素材でフォークを作ってアイアンタートルの甲羅を器に使ってと。


「美味しいです」


レオナがキラキラしながらお肉を食べながら感動している。


「旨いのだ」


切り分けた肉をハムハム食べながらルシファーは上機嫌に食べている。


◇◆◇◆◇◆


お腹いっぱいになったところでどんどん進んでいこう。 


この10階層はエリアボスがいるんだったな


さてなにが出てくるかな?


豪華な装飾画を描いてある門を開くと広い空間が広がりそこには単眼の巨人サイクロプスとが立っていた。その脇にはオーガナイトが2体


「デカイ⋯⋯まだ10階層だぞ。しかもモンスターの質上がりすぎじゃない?」


「オーガナイトまでいるんですね。オーガでも強いのに⋯⋯」


レオナが少し顔色が青ざめていく。


「雑魚が群れてもおなじなのだ。少しだけ力の差を思い知らせてやるのだ」


「爆熱豪雷!!」


ルシファーが唱え終わると同時に両手をモンスターに向けて魔法を放つ!


ドーン!!バリバリバリバリ!


熱気ともに爆発がおき稲妻がサイクロプスとオーガナイトを巻き込み爆発の衝撃が轟音と共に響き渡る


「ウゴー!!グォォォ~!」


悲鳴をあげながら焼け焦げて消えていく。


――ピコーン


『エリアボスを倒したことによりランキングランクを更新しました』




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る