氷姫
冬の間、そのわずかな間しか生きられない氷姫。彼女は、冷たく宿る感情をよそに、何かを探し求めていた。ある日も、あくる日も、そのあくる日も。そして長い時間が経ち、ついに孤独を紛らわす存在が。それは群れとはぐれた獣の子。彼女は自らの秘密を知らせず一冬の間、獣の子を育てることを決意するが、その道のりは冬のように厳しくて……。なんだか切ない、非人間同士の愛の物語。
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