第5話高校生Vtuber、謝罪配信をする。

炎上も収まって来た。


炎上中に配信をするなんて自爆だろう。


と思った僕は一ヶ月程度配信をしなかった。


僕は配信者ってバレた。


あのマドンナなら絶対違う人に広めてる。


恐怖と共に憎しみを感じる。


またもや発狂しそうだ。


「もう滅茶苦茶になっちゃえ!」


そう言って僕は配信ボタンを押した。


「ああ、、」


「皆、こんにちは!風神ハルトだよ!」


配信をした瞬間に多くの視聴者が集まりその前で言った。


「何?ハルトっちは一体何者だって?」


俺は成内晴人じゃない。





風神ハルトだ。


「そんなの決まってるだろ!皆のアイドル兼只の人間だよ」


すごいキザに見えるがこれくらいじゃ無いとな。


「また何?ゲームはやらないの?」


確かに最近は炎上してたから配信もあまりしてなかった、いやしなかったしその前も大半雑談だった。


「じゃあ何やる?」


『【zepi legend】』


最近流行りのゲームらしい。


バトルロワイヤルで、キャラクターに能力があって協力しないと到底一位にはなれないとか。

でもとても柔軟な操作でキャラコンが半端なく強いとかだ。


「やるか。」


俺はそう言って画面にあった緑色と黄色の髪の毛のイケメンを動かして横はじに寄せる。


そうしてzepi legendを起動した。


レベルは一万中、300、初心者の類である。


まあ、ノリでやった方がいいだろう。


炎上も忘れられるだろうし。


「キャラクターを選んでください。」


ゲーム内アナウンスが流れる。


「どうする?」


『フェイスクライだろ』

という意見が多く出たので俺はこれにした。


バトルロワイヤルが始まる。


このゲームのルールは最初から仲間がいなく、近づいて来て契約をする事で協力出来る。

でも、初期のロビーで同じ試合に潜れるので関係ないだろう。


勿論俺には友達がいないので、ぼっちだ。


着地した。


武器を拾って、集める。


そして敵が出て来たら被弾を抑え殺す。


それを繰り返していたら、俺は一位になっていた。


作業だけで買っちゃうんだよな。


少しがっかりしたが、この時のコメ欄はえげつなかった。


『チートやろ』


『強すぎwwwwww』


そう言う知能の低いコメントばっか来た。


ちょっとイラついてたからか口が悪いかな。


ごめんな。


この後はちょっとがっかりしたので配信を切った。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る