第9話 梅雨明け

ぱきっとした青空から

入道雲が手招きしてくる


湿気たっぷりの空気も

聞き飽きてきていた雨粒の音も

気怠げな街のムードも


梅雨明けの発表と一緒に

流されて行っちゃった


またね 梅雨

あなたが好きよ


今は夏祭りや花火大会が

待ってるから

また来年ね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

梅雨の詩集『レインドロップス』 七草かなえ @nanakusakanae

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ