第2話 レインドロップス

六月に降る雨は

新生活に疲れた

心に染みゆく


空から飴玉が降ればいい

そんなこと 夢想していた

ころもありました


珈琲の苦味も良いけれど

お洒落ディナーも良いけれど

そうだ 今日は帰りに飴を買おうかな


レモン サイダー ミント味


爽やかなフレーバーを

口の中で転がしてたら


傘の上で転がり滴る

レインドロップス

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