つなぐためこの手を空けて つかむためその手を伸ばすもっと遠くへ
つなぐためこの
(手)
もやっとした理念のようなものを短歌にしてみました。小説とちがって短歌はもっと具体的なものに即して詠むほうが短歌らしいと感じます。なにももっていない「手」を歌っています。何も手に入れていない=ワナビということです。だれかと繋がるために、何かを掴みとるためにその手は空いている――そう考えないとやってられません。
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