この歌を作ったのは誰?

清瀬 六朗

第1話 はじめに

 いきなりですが。



 わがあたま

 ときどきわれに

 ことなれる

 つめたき天を見しむることあり



 ……だれ?

 こんな短歌作ったの?

 「ことなれるつめたき天」が見えたら、けっこうヤバくない?



 雲はいまネオ夏型にひかり(光)してきりの花桐の花やまひ(病)えたり



っていうのもあるんですよ。

 「ネオ夏型」って何?

 ……というより、何これ?


 いったい、だれ? こんな短歌作った?


 答。

 宮沢賢治です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る