第103話 冬に向かって
終わらないとすら感じたあの夏も
気が付けばもう記憶の彼方で
今はかじかむ手をこすり合わせ
寒さに向き合おうとしている
でもなんだかんだヒトというのは
順応するイキモノだから
きっと生きていられるんだろう
夏も冬も、たぶん氷河期だって
それでもあともう少し
季節に追いつければいい
澱むことなく流れていくときに
いつだって溺れかけているから
もがいて足掻いて
今を確かめられればいい
自分だけ取り残されてゆくような
そんな感覚はいらないから
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます