夜(よ)に呑まれ あなたに呑まれて 吐く吐息 醒めないように このまま朝まで

言葉を交わすだけじゃ足りないの

私の耳元で囁いてほしい


甘い声で

熱い吐息で

君には私だけと信じさせて


手を握りしめる温もりだけじゃ嫌


触れて感じて

胸の鼓動を

熱くなった私を


一人で堕ちていかないように

指を絡めて掴まえていて


触れ合うだけのキスじゃ満たされない


絡めて刻んで

君の温もりと

想いの跡を


君を思う切なさに

飲まれないよう

くちづけて


だけど


肌の温もりを幾重にも重ねていくよりも

朝になっても君が一緒にいてくれる

そのことの方がきっと私を熱くする

身体も、心も、満たしてくれる


だから、ねぇ…

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