夏に降る雪
日浦海里
祈願
国違(たが)え 敵と味方に 分かれども 心は等しく 未来(あす)は親しく
国は違えど 心は等しく 現在(いま)は敵なれど 未来(あす)は親しく
「また、会おう」
また明日とでも言うように
軽い言葉で交わした約束
約束された未来のように
空は地平の果てまで青い
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君と交わした幾重の言葉で
見据えてるものは同じだと知り
君と描いた理想の未来で
目指すべき場所は同じだと知り
この手に刻んだ確かな想いが
君と僕とを繋いでくれる
この胸に残る交わした言葉が
君と僕とを結んでくれる
例えその姿が見えなくなっても
進む道は変わることなく
例えその声が聞けなくなっても
語る未来は変わることなく
これから先は関わらずとも笑いあえたらそれでいい
それまで道は交わらずともまた出会えたらそれでいい
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血で地を分ける線はあれども
心を分かつ線はなし
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心を映す鏡のように
空は地平の果てまで青い
空が心を映しているなら
それが全ての答えなのだから
「また、会おう」
今はただ、それだけでいい
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