ひまわりの咲く
夏草を抱えたまま空を見上げて
暮れなずむ星を掴んだ
きらきらと熱を持った向日葵が
ぼくの首を引き裂いて、余熱をはらむ
この道中の熱が
君にはもう届かないこと
吐き出した煙は辺りをぼんやりとさせ
暑さでダメになった頭を
そっと 肯定する
肯定なんかいらないのに
不健康なまま
熱でうなされる夜に身を落としたら
明日はまた、向日葵の中で
廻るだけ
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