ぽっちゃりビキニライン

いなかぼっこ

第1話 おばちゃんが出たよ

今年は冷夏だったりする。それはそうとここ日本は今日も温暖化を熱望する市民団体が出没していたりする。

夏、一人のデブ男、ださぷにおが心待ちにしている出来事があった。ご存知チュウーチュウーイベント「」そんな彼は、大好きな新宿に出没する笑いの刺客達Vライン小町に絡まれてオニオンリングを剥ぎ取られていた。


ださぷにお「やめろ。死んでも良いからやめろ」


手下1アニメ男「死んでも良いのかよ。コイツ相当ですね」


手下2国男「ポケットも調べろ。面白い顔しやがって生意気なんだよ」


リーダーうんも「この土地では俺らの仕切りなんだよ。お前みたいな面白く無い奴はクビにしたい。新宿に来るな。渋谷に行け」


デブの男性「渋谷顔です。許して下さい。死刑にするなら偉そうなださぷにおさんにして下さい。僕童貞なんです。10代です。本当です。」


アニメ男「イケメンでアニメ好きが面白いんだよ。梅めんこ貰ってんだぞ。」


国男「ハンサムで海外好きな俺は童貞かどうかは分かるんだ。題しまして臭いものシリーズ。言え」


痩せた男性「わらび」


デブの男性「十手」


ださぷにお「・・・」


うんも「お前すぐ言えないな。老けてるくせに童貞か?」


ださぷにお「勝負下着で良いだろ。新宿通らせろや」


アニメ男「お前ら良いぞ。行け。ポルノ映画館だろ、男見せろよ」


2人「ありがとうございます。いつも行ってます」


国男「女の子事を忘れろ。おい、ビキニライン見せろ」


ださぷにお「うるせー。見せたくないんだよお前バカじゃ無いのか?」



そんなこんなで、新宿ぷるぷるんうーちゃんに行けなくなったださぷにおは恨みを感じていたのだった。羨ましいかな、女の子の園。

毒素を孕んだ考えが承認欲求を満たそうとする時、おばちゃんが現れた。


がなりおばちゃん「ハガード!!!」


ださぷにお「誰だよ。あんたは。振られてもないのにギャク打ってくんなよ」


がなりおばちゃん「あんた、モテない歯槽膿漏膿男」


ださぷにお「黙れ。一体俺の何が悪いんだ。うーんと、わびさびか?」


がなりおばちゃん「突っ込めや===。味気ないツッコミしやがって」


ださぷにお「ゴメンよ。俺モテないから、辛くってさ。ふざけてゴメン」


がなりおばちゃん「マジプリオとは雲泥の差。名前似てるね。割れ煎餅食べ」


ださぷにお「ありがと。悪いねおばちゃん。グラビアモデルの吉池よしこちゃんは諦めるよ。歯の匂いがカツサンドらしいし。良いなーって前からね」


オージービーフ明子「うちんくね、新宿行きたいおにいちゃーん」


ださぷにお「そうなのか、ぐふふ」


明子「うちらはギャグもってるしリア充すぎて困る。デブだもん。400分料理クッキング、いつ出来るの~。ねえってば~」


ださぷにお「知るか。腰にサポーター巻いて泣くな」


飯田橋おばちゃん「この子達いつも私を頼って甘えるのよ。うるめも食べなさいって言ってるのにね。所であなた、どうしてそんなに悲しそうなのよ。楽しくないなら嘘じゃない。悲しいなんてないのよ、このご時世。楽しくないの反則よ。でも、内緒で泣かせてあげてもいいわよ」


ださぷにお「何か言いたそうだな、おばちゃん」


飯田橋おばちゃん「200円」


ださぷにお「金取るのか。泣く事はしないよ。不器用だからさ」


イカ美「イカ美こいつヤダ。お地蔵さんみたいでマイナンバー気にしてそう」


3人「ややこしい顔するな。しっかりしろ。可愛い子ぶんな」


いつもは優しい3人もこの時はださぷにおのフロント面が悪いと言ってしまったのだった。それでも優しくしろよださぷにお。続く






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ぽっちゃりビキニライン いなかぼっこ @inakabocco1026

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る