第8話 冒険者ギルドへの応援コメント
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
作品の方は二万字ほど拝読致しました。
転生してヴァンパイアになった主人公ということで、そうした中での手探り感や異国情緒が巧みに表現されていた作品かと思います。物語については序盤での主人公が記憶を失う前の伏線(?)など、物語の外枠にも興味が湧く内容に仕上がっていた印象です。その他、文章面も安定しており、躓くことなくここまで読み進めることができました。このジャンルの作品を好む人なら、大半には受ける内容だったのではないでしょうか。
気になった点は二つだけです。
一つは物語の展開について。タイトルにスローライフとあったので、その意味を自分なりに咀嚼しながら読んでいました。ですが作品のイメージとしては、序盤の展開が退屈でした。私はラノベを読まず、その面白さにも疎いので、的外れな指摘をしているのかもしれませんが、ここまで読んだ限り作風は誰かの書いた日記を読んでいるかのようです。すぐに飽きはしませんが、回を重ねるごとに興味が薄くなっていくといいますか。特に序盤の狩りや魔法を覚えるくだりは、良くも悪くも無心で読み進めていました。「日記風のタッチが、この手の作品の醍醐味」であるのなら、ここまで書いてきた内容は駄文ということで片付きます。しかし、そうでないのならば序盤のチュートリアルは短く切り上げて、早々に街に赴いた方が物語は躍動感に溢れるのではないかと思いました。
二つ目は視点の混在について。
作中ではところどころで、一人称と三人称が混在しています。ボクは~~と、リビティナは~~、などです。内容から察するに主人公は自分を名前呼びしている風ではないので、人称を揃えた方が良いと思います。基本的に視点の混在にメリットはないので。とはいえ、これほどの文字数の作品に修正を加えるのは骨が折れるでしょうし、次回作を作るときにでも活用していただければ幸いです。
最後に、目についた範囲で誤字の報告を。
第1話より:金髪で鼻が高く堀の深い、→「彫り」
:うなだれた自分の顔がツルツルの床に写る。→「映る」
第2話より:こんな異世界に放り出られて、→「放り出されて」
第7話より:クローゼットの扉の裏にある姿見に自身を写して→「映して」
以上になります。
作者様の創作活動の一助となれば幸いです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
批評・ご指摘ありがとうございます。
誤字については早速、訂正させていただきます。
物語の展開が遅いのは、筆者としても悩みの種ですね。(前作300話も同じ感じで反省はしたのですが)
今後の展開で50年以上の停滞期間(引き籠り)や、人間を越える長寿命を生きる主人公の性格を書く上で、この様な展開としました。
読者様の意見として、ごもっともであると思っています。
人称の視点については、心の声を行初めに ―― で表しており、その際はボクは~~と表現しています。
通常、心の声は( ~~ )とカッコで表記する事が多いと思いますが、筆者の感覚に合わず使用していません。
(セリフは「ボクは~~」と表現)
―― では少し目立たないかもしれません。また場面転換で――を使うので、カッコの方が理解しやすいかもしれません。
その他は三人称ですので、リビティナは~ や 自分は~と表現しています。
(心の声との区別は全編通して注意していますので、三人称になっていると思います)
今作品は三人称ですが、一人称に近い三人称となっています。カメラワーク的な表現がしたくて三人称としましたが、
完全な三人称だと感情移入ができないため、今回のような作風となっています。
何回か作り直して、今の形に決めていますが、未熟な部分があるかもしれません。
読者様の声として、指摘された部分に注意しながら作品を書いていこうと思います。
試行錯誤的な所もありますが、研鑽して今後も執筆を続けていきたいですね。
時間をかけて読んでいただき、批評をいただけるのは大変嬉しい事です。
島流しにされた男爵イモ様も今後、このような活動を続けてくれるとありがたいです。
今回は、本当にありがとうございました。
第150話 エピローグへの応援コメント
ああーエピローグに来てしまった。
話数が多かったが意外とサクサク読めて良かった!
というか剣と魔法の世界だと思ったら、SFだったよ。
航宙軍士官、冒険者になる
と似た世界線。
いい話だった!
コメントが少ないのが逆に驚くくらい。
長距離ミサイルで真空管か類似の魔法技術で精密誘導まであるなら、リビティナ救出は出発後30年程で出来ないかな?
大気圏突入はマダガスカル鋼で出来そうだし、続編期待。
移民船残ってるし、色々広がりそうだよね。
ただリビティナは人間化までは出来ないからどうなるんだろう?
移民船で肉体改造とかするのかな?
まあ、気長に待ちますよー
作者からの返信
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
異世界物が好きで、SF系も大好きなのでこの様な物語となりました。
筆者の癖で、小説が長くなりがちなのですが、サクサク読めたと感想いただけて嬉しい限りです。
(もっとまとめるように努力しないとダメなのですが……)
眷属の里で作っている短距離~長距離ミサイルは、ロケット花火と同じで誘導装置は無いんですね。(電子部品は作れないので)
誘導は重力による制御、重りでロケットの翼を一定の角度にするだけの単純な物です。
衛星にドッキングするまでは、まだ相当な時間がかかる模様です。
地球科学には無い、妖精の翼による反重力などの魔法があるので、魔国の人達には何とかしてもらいたいですね。
読者の方々に励まされて、小説を書かせていただいています。
今後共、よろしくお願いします。