私に詠む、お誕生日おめでとうの歌

春も過ぎ、暑さ感じるこの季節

春も過ぎ、暑さ感じるこの季節誕生日（バースデー）ケーキどうだった？

わたしはね、祝福されて幸せよ。とても嬉しいことに思えた！

少しでも淑女（しゅくじょ）に背伸び出来たかな？ 幼いわたし夢見て笑むわ

笑えるわ。幼い私、夢見がち。生きてることが失敗なのに

蝋燭（キャンドル）は見たくもないの。誕生日（たんじょうび）とか、ホントどうでもよかった

綱渡り、生きてるだけで満身創痍。誰か私を助けてよ

高校に入ってからは落ちついた。それでも私、自己愛は無い

友達に初恋盗られ理解した。私はいつもこの役まわり

にこやかに笑ってるけど怒ってる。絶望もしてる、いつものこと

人離れ私は孤独になりました。それでいいの、寂しくないわ

意地っ張り、嘘をつくのがヘタクソね。寂しいくせに、泣いてるくせに

愛想（あいそ）つき、自死も考え怖がって。咽び泣く日は無くなりましたか

人の縁に恵まれたの何とかね。首の皮一枚繋がった

ねじ曲がり暗く澱（よど）んだ性根（しょうね）をね、叩いて直した人がいたの

長年かかりましたよ直るまで。でもまだ少し性格悪いわ

仕方ない、完全に直るわけがない。だけど前向きになれたかな

結局は「生きてていいよ」それだけを言われたかった愛されたいと

おかしいね。とうに知ってたことなのに忘れてしまうことがあるのね

産まれた日。私はちゃんと幸せで、愛され育った子どもだった

笑って今も背伸び続けてる。お誕生日おめでとう！ 私より