『ごき帝国の興亡』 第四部
やましん(テンパー)
『ごき帝国の興亡』 第四部
台所の攻防は、鮮烈を極めた。
双方、古いキッチンセットのしたの隙間を自在にくぐり抜け、さらには、食卓のしたの複雑怪奇な森を、巧みに身をかわしながら、激しく戦ったのである。
ごき帝国の兵が放つ光線銃の光が、闇に沈む台所を浮かび上がらせる。
ごき軍団の放つ機関銃が、火花を散らす❗
やましんは、2階に上がっている。
しかし、あまり寝られないし、トイレが近いので、いつ降りてきてもおかしくない。
さすがに、やましんが、毒ガス兵器を持ってきて噴射されると、いかなごき帝国の兵と言えども、かなりの劣性を強いられるから、階段を下りる音がしたら、一時戦闘中止し、避難しなければならない。
激しい緊張感に包まれた戦いであった。
しかし、士気に勝る、ごき帝国側が、ついに、やましんちごき軍団を押し始めたのである。
深夜2時を回る頃、やましんちごき軍団は、撤退を始めたのである。
🏃💨💨
『ごき帝国の興亡』 第四部 やましん(テンパー) @yamashin-2
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