第3章56話:てんぷら

帰宅する。


すっかり日が暮れて、夜になっている。


さっそく晩御飯を作ることにする。


キッチンに立つ。


(せっかくだし、ツボミナツハを使って料理してみようかな)


ツボミナツハは、シソみたいな味がすると鑑定で判明している。


だとしたらシソを使った料理を作ってみよう。


うーん。


うーん。


あ……


そうだ!


天ぷらなんかいいかも?


ルシオアジがあるので、アジの天ぷらとあわせて作ってみるとか?


うんうん。


いいね。


おいしそうだ。


さっそく作ろう。


私はツボミナツハを取り出し、調理を開始する。







数十分後。


「できた」


料理が完成する。


メニューは、


アジの天ぷら


ツボミナツハの天ぷら


クシブナダケの天ぷら


パタパタイモの天ぷら


天つゆ


山菜の味噌汁


白米


……である。


飲み物は、ビール。


「美味しそう……!」


天ぷらの良いにおいがただよってくる。


お腹もすいたし、頂こう。


まずは、味噌汁。


「うん、美味しい」


山菜の良いダシが出ている。


これは外さないね。


さてさて。


お次はメインディッシュ。


ツボミナツハの天ぷら。


ギザギザの葉を天ぷらにカリッと揚げたものだが……


まずは天つゆに浸して。


いただきます。


はぐっ。


もぐもぐ。


「ふおおおおおおおおおおお!!」


これは。


美味しい!!


しその天ぷらだぁ!


それに。


「ごくごく。ぷはーっ!!」


ビールと合うんだよ、これ!


うはー、たまんないね!


最高だわ。


「もぐもぐ。他の天ぷらも悪くない!」


私は、夕食を楽しむ。


食べる。


食べる。


食べる。


「ふう。ごちそうさま」


ツボミナツハを十分に、満喫できた。


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