第2章48話:ゲーム
翌日。
朝。
晴れ。
自室にて。
私は黙考していた。
―――パソコンでアプリケーションを作れる。
昨日、それを発見できた。
ならば。
ゲームソフトも、クラフトで作れるのではないだろうか?
たとえば、前世でプレイしていたゲームをクラフトできたりしないか?
いや……
なんなら、未プレイのゲームも……
タイトルを知っていたら、素材把握をしたうえでクラフトできたりしないだろうか?
なんとなく出来ないと思って、やらないでいた。
でもやってみようと思った。
ダメ元だ。
別に失敗したって構わない。
よし。
やるぞ。
「素材把握!!」
私は叫んだ。
おお。
ゲームソフトの素材がウインドウに表示される。
全然余裕で作れるじゃん。
とりあえず2つほどクラフトする。
1つは、私がかつてプレイしていたRPG【フェアリーフォース】。
1つは、まだプレイしたことがなかった魔物育成ゲーム【テイム・ファンタジア】。
一応、クラフトはできた。
問題は、実際にプレイできるかだ。
この二つのゲームはパソコンで動くPCゲームなので、昨日作ったノートパソコンに突っ込んでみる。
まずは【フェアリーフォース】から。
ゲームをインストールして、起動する。
「おおおおおおお!!」
できた!
できたよ! ゲーム!
タイトル画面から「START」を押してゲーム開始してみる。
おお、始まりの村だ。
記憶のままのストーリー。
キャラクター。
戦闘シーン。
これはまさにフェアリーフォースだ!
「クラフトスキル……神すぎる」
異世界でゲームができるとか、ヤバすぎる。
でも、これで暇つぶしアイテムには事欠かないぞ。
私には膨大な余暇と、不老のスキルがある。
時間なんて無限にあるのだ。
そして、プレイしたかったゲームもたくさんある。
全部プレイしてやろう。
この無人島で!!
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