現在のウクライナ情勢

第１話 ウクライナとロシアの歴史

ウクライナとロシアの歴史は9世紀（中世）の時代にまで遡る。

当時、ウクライナの地を中心とする「キエフ大公国、ルーシ」と呼ばれる国家があった。

東ヨーロッパから北ヨーロッパに存在していて、東スラヴ人、バルト人、

フィンランド人を含みリューツク朝の治世下で複数の公国が緩やかに連合していた。

＊この「キエフ大公国」は現在の「ベラルーシ」「ロシア」「ウクライナ」の文化的な

祖先とし、「ベラルーシ」「ロシア」は「ルーシ」に由来する名称である。

しかし12世紀に分離し「モンゴル帝国」のルーシ侵攻後にロシアの原型である

「モスクワ大公国、ロシアツァーリ国」となった。

「キエフ大公国」は滅亡後に、「ハーリチ・ヴォルィーニ大公国」として存続していたが、14世紀末に分割された。

月日が経ち、

1918年、ロシア革命後にウクライナ人は、「ウクライナ人民共和国」の独立を

宣言したが、ロシアの赤軍に破られ、1922年に「ウクライナ・ソビエト社会主義共和国」という傀儡政権として「ソ連」に組み込まれた。

その後1991年「ソ連」が崩壊したことにより、8月24日「ウクライナ」

はソ連から独立し、承認され2023年の今に至る。