取り敢えず童話の通りに
saito sekai
諺・超ショートショート
兎と亀がレースをしていた時の話だ。勢い余って、兎は木の切り株に頭を打ち死んでしまったのだ。それを見た亀は「兎は死んでいるのではない、寝ているだけだ」と無理やり思い込み、レースを続けそしてゴールインした。
終着点で、いつまでも兎を待つ亀の姿を、今腹を満たしたライオンが見て写真を撮りツィッターで呟く。
「亀のやつ、童話から囚われて前に進めないでいる…万年経ってもきっと亀は変わらないだろう…」
そのツィートには100万いいね!が付いた。
「諺・株を守りて兎を待つ」
取り敢えず童話の通りに saito sekai @saitosekai
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