第9章59話 黄金のオラトリオ

◆  ◆  ◆  ◆  ◆




 《バエル-1》墜落まで残り90秒。

 自由に動けるアリスとナイアにとっては墜落自体は空を飛べばいくらでも回避は可能だが、これよりも早くに決着を互いにつけたいと思っている。

 なぜならば、地上に落ちてしまえば仲間たちが自由に動けるようになる反面、ナイアの【支配者ルーラー】によって操られる危険性が高まるからだ。

 かといってナイアの方としても落下まで待つつもりはない。

 【支配者】で手っ取り早く敵対者を倒すためには『高所から飛び降りさせる』が有効だが、《バエル-1》墜落後にはそれはできなくなる。

 せいぜい同士討ちを誘うくらいではあるが、もしまた隙をついて《停滞の邪眼イーブルアイ・オブ・ステイシス》を使われたらどうしようもない。

 故に、互いに戦場が地上へと移る前にこの戦いを終わらせる――そのつもりでいた。


「ロード《アザトース》!!」


 ナイアが新たな魔法生物を呼び出す。

 ……が、その姿は――


”!? 魔眼!?”


 『アルアジフ』のコアとも言うべき大魔眼よりはやや小さいが、それでも他の魔眼よりも大きなサイズの魔眼が宙に現れる。

 その魔眼から、四本の赤黒い『肉』の触手が生えてきた。


「オペレーション《サベッジクロウ》! 引き裂け!」


 四本の触手の先端に鋭いカギ爪が現れ、アリスを引き裂こうと伸びる。

 カギ爪からは毒々しい赤紫の液体が滴っているのを見て、下手に受けようとはせずに、


「cl《神馬脚甲スレイプニル》!」


 《スレイプニル》を装着、回避をしようとする。

 どんな威力かはわからないが、まともに浴びたらかなり『ヤバい』ことになるのは明白だった。


「くそっ、ちょこまかとうっとうしい! ロード《ショゴス》、オペレーション《ファランクス》!」

「うっとうしいのはそっちだ! cl《赤爆巨星ベテルギウス》!」


 素早い動きで触手を振り回しアリスを近づけまいとするアザトースと、地上から無数の『槍』を放ってくるショゴスの群れは脅威というほどではないが、とにかく数が多くしぶとい。

 特にアザトースは魔眼が中央にある通り、生半可な攻撃では砕くことはできず、触手を吹き飛ばしても本体は無傷のままで新たな触手をのばしてくる始末だ。

 ただ、それだけの相手でありアリスがやられることはまずない――無駄に時間を浪費するだけに思える手であったが、当然ナイアがそれを狙っているわけではない。


「ふふっ、ふふふふふっ!! エクスチェンジ《クトゥガ》!」

「!? 使えるのかよ!?」


 てっきり『アルアジフ』にしか使えないのだとばかり思っていたが、どうやらナイア本人にもエクスチェンジは有効なようだった。

 ナイアの身に纏うドレスが炎に包まれ、それに合わせてアザトースとショゴスたちも炎の塊へと姿を変える。

 ――アリスたちの知るところではないが、『アルアジフ』は服型の霊装だったのだ。アビゲイルの『シルバリオン』と同じようなものである。

 ナイアの本来の服型霊装は、他のユニット同様身に纏っている服の方である。

 自分自身で戦うつもりがなかったが故に今まで使わなかったが、事ここに至り『アルアジフ』もない以上ナイアは自力で戦うしかない。


「オペレーション《プロミネンスボルト》!」


 まるでホーリー・ベルのように、『属性』を武器へと変えてアリスへと攻撃を仕掛けてくる。

 彼女との違いは、ロードで呼び出した魔法生物たちもまた属性を換え、同時攻撃を仕掛けてくる点だ。


「くっ……!」


 次々と放たれる炎に追われ、《バエル-1》が炎に包まれてゆく。

 このままでは墜落を待たずに足場そのものがなくなってしまう。


「ext《雷神手甲ヤールングレイプル》!」


 最強の魔法である《星天崩壊エスカトン天魔ノ銀牙ガラクシアース》は今は使えない。

 星の種を十分に生み出す量の魔力はあるが、ラビとの回復を合わせて1回限りしか使えない。

 それを見越しているのか、ナイアは星の種を広範囲の『炎』で焼き払おうとして『クトゥガ』を選んだのだろう。

 ……もちろん、直接アリスを仕留めるためには火力が重要だという理由もあろうが。

 ともあれ、切り札を使えない以上別の方法で戦うしかない。

 アリスは神装のためにまずは《ヤールングレイプル》を装着。これをつけなければ、はplするにしても発動できないのだ。


”…………?”


 ナイアの攻撃を回避しながら、反撃の機会を窺うアリスに向かってラビが問う。

 問いかけの意味は二人にしかきっとわからないだろう。


「ああ。使い魔殿もいいな?」

”もちろん。最後までアリスに付き合うって決めてるよ”

「――よし、ならばやるぞ!」


 墜落まで残り70秒程度、アリスは最後の勝負を仕掛ける。


「ext《嵐捲く必滅の神槍グングニル》、pl《万雷轟かせ剛神の激槌トール・ハンマー》!!」

「! ふ、ふふっ! オペレーション《ゲヘナ》!!」


 アリスが仕掛けるのを悟り、ナイアもまた迎え撃とうとする。

 全てのショゴスの肉体が『炎』へと変わり壁となる。

 アザトースの触手も同じく『炎』の塊となり、魔眼の本体を盾のようにしてナイアの身を守ろうとする。

 アリスがやろうとしていることは読めている。

 魔眼と炎の防御で防ぎきればナイアの『勝ち』だ――この大技でアリスの魔力は尽き、たとえラビが回復しようとも《エスカトン・ガラクシアース》で十分な数を作るための魔力は足りなくなるはずだからだ。


「……ext《世界を喰らう無窮の顎ヨルムンガンド》!!!」

「ロード《ハウンド・オブ・ティンダロス》!!」


 が、攻撃全てを受けきるまで受け身でいるわけではない。

 《ヨルムンガンド》の顎を魔法生物で受けて軽減、その間にアリスたちを直接狙う――そのための『ハウンド・オブ・ティンダロス』だ。


「!? 使い魔殿!」


 アリスがナイアの攻撃の正体に気付く。

 背後から炎の塊と化した猟犬が襲い掛かり――その牙がラビを狙おうとしているのに気付いたのだ。

 ナイアももう余計な『遊び』をする余裕はない。

 とにかくラビ使い魔を始末さえすれば、後はどうとでもなるはずなのだ。

 ……ここにまで来てようやくナイアは『余裕の勝利』ではなく、『確実な勝利』を選択することができた。


「チィッ!?」


 ラビがやられることだけは絶対に避けなければならない。

 咄嗟にアリスはラビを掴んで真上へと投げ飛ばして猟犬の牙から逸らすことは出来たが――


「ぐぁっ! くそ……」


 代わりにアリスの胸を猟犬が貫き、更に全身に炎が燃え移り一瞬で焼き尽くしていく……。


「はっ! あははははははっ!!!」


 

 炎の中でアリスの姿が光の粒子となって消えていくのを見て、ナイアは勝利を確信した高笑いをする。

 ラビは仕留めそこなったが、アリスがリスポーン待ちになった時点で『勝ち』確定だ。

 最初からこうすれば良かった――ナイアは自らの失敗の数々について反省する。

 アビサル・レギオンに拘らずに無数のピース軍団を使って、エル・アストラエアを……いや『天空遺跡』の時から物量で攻め続けていれば良かったのだ。

 そうすれば『天空遺跡』で決着がつき、後は守り手のいないエル・アストラエアを攻め落とせばそれだけで終わっていたはずだ。

 さもなくば、この《バエル-1》でピース軍団と共にナイアが最初から動いていれば、ここまで追い詰められることもなかった。

 クリアドーラ戦後、ラビを甚振ろうなどと考えずにさっさと倒してしまえば良かった。

 アリスとの一対一の戦いの時も、『アルアジフ』を警戒している間に自身でエクスチェンジをして不意を突いて倒してしまえばよかった。

 ……勝利するチャンスはいくらでもあったはずなのに、ここまで追い詰められてしまったのは全て自分自身のせいだった。


 ――改めよう。これからはもう遊ばない……!


 ナイアはのことを考える。

 計画全てが狂ったが、ここを乗り切れば時間はかかるが取り返しはつく。

 ……取り返しのつかないのは、アストラエアの世界を手に入れることができなくなる、ということくらいだ。

 そのこと自体は惜しいが『金』を得るための手段は他にもある。今までかけた『金』と『時間』が無駄にはなるが、多少の『損』は仕方のないことと割り切る。

 さっさとこの世界を消し去り『後始末』をした後は、先に考えた通り『口封じ』を念入りに――全力で行う。

 今回分の『損』はまた別の世界を侵略することで補う……その時にはもう一切『遊び』はいれない。そう自分自身に誓う。


 ――いや、とにかくラビにとどめを刺す……!


 何にしてもアリスがリスポーン待ちになった以上、ラビは完全に無防備だ。

 他のユニットが仮に動けるようになったとしても【支配者ルーラー】が効かないのはアリスだけだ。そして、最速でリスポーンしようとも、アリスが復帰するまでは数分かかる。

 絶対の勝ちだ。今度こそ、何度も引っ繰り返されたが勝ちが決まったのだ。


「そのままミスター・イレギュラーも焼き殺せ!!」


 猟犬とショゴスの炎だけで、いかに使い魔の体力といえで削り切れるはずだ。

 アザトースは《ヨルムンガンド》の残滓を受け止めている最中だ。

 ……アリスの魔法、特に神装に関しては一度発動したらそのまましばらくは勢いが残り続けるためである。流石に星魔法の種等はばら撒いていてもリスポーン待ちになった瞬間に消えるだろうが。

 どちらにしろ、アザトースは身を守るために使い、ショゴスたちの炎でラビを殺すには十分だ。


”……終わりだ、ナイア”

「はぁ!? 終わるのはあんた――ッ!?」


 妙に冷静なラビの態度を『開き直った』ものだと思い込み勝利宣言をしようとしたナイアの笑みが凍り付いた。

 ラビがアイテムボックスから一つのアイテムを取り出し放り投げる。

 すると、


「――違うな、終わるのは貴様の方だ、ナイア」


 のだ。

 確実にリスポーン待ちになったはずのアリスが無傷のまま現れたことに、ナイアは再び混乱する。

 ……が、ナイアに状況を把握するだけの余裕はなかった。

 アリスが再び現れたことで、勢いを失いかけて消えかけていた《ヨルムンガンド》が力を取り戻しアザトースを深く抉りはじめる。




 これこそがラビの用意していた奥の手――『リザレクションボトル』だ。

 正月の『福袋』に入っていた、『ユニットを』という破格の効果を持つアイテムである。

 リスポーン待ちとなっても、アイテム使用と同時に復活させる……しかも、リスポーンの仕様上、での復活である。

 体力・魔力だけでなく受けた傷や疲労ですら全て回復しきった状態で復活できるのが、リザレクションボトルなのだ。

 ……トンコツたちが救援に駆け付ける前、アリスが自らの『死』を受け入れようとしていたのも、全てはこのアイテムの存在があったためである。

 リザレクションボトルの存在をナイアは知らない――あるいは知っていたとしてもラビたちが持っているとは思いもよらなかっただろう――のだ、倒したはずのアリスを即時復帰させることはナイアの隙を突くことになるだろう。

 その隙を狙って、ガブリエラたちとのリュニオンをしようとしていたのだが、トンコツたちの救援によって思いがけずリザレクションボトルをすることができた。

 つまり、1回分の回復を温存することができたということだ。


”アリス、これを!”

「ああ!」

「!? 『神核』!?」


 復活したアリスがラビをキャッチ、止まらずナイアへと突進。

 その最中、ラビがアイテムボックスから2つのアイテム――彼女たちが確保していた『ムスペルヘイムの神核』と『グラーズヘイムの神核』を渡す。

 更にプラムたちが奪取して回収していた6つの『神核』、そして――


「……アストラエアァァァァァァァッ!!!」


 黄金の輝きがアリスたちの頭上に現れると共に、9つ目――エル・アストラエアの『神核』が出現する。

 姿を隠し続けるアストラエアがこの瞬間を狙い、アリスの元へとよこしたのだとすぐにナイアは悟り憎々し気な顔で叫ぶ。


「喰らえ、《ヨルムンガンド》!」


 9つの『神核』――『ムスペルヘイム』『グラーズヘイム』『ヴァナヘイム』『ヨトゥンヘイム』『ヘルヘイム』『ニブルヘイム』『アルヴヘイム』『ミズガルズ』、そして『アスガルド』……この世界の中心たる『神樹ジン・ディ・オド』と呼ばれる魔力の源、そのすべてがアリスの力となる。

 『神核』たちが1つずつ、《ヨルムンガンド》へと吸い込まれ、黒い竜巻が黄金の光の渦へと姿を変えた。


「こ、こんな……!?」


 たった1つであってもただの魔法を『災害』にまで強化する『神核』が9つ――しかも、ただの魔法ではなく神をも殺す神装だ。

 9つの黄金の渦は、正にこの侵略者であるナイアヘパイストスに対する『世界の怒り』が具現化した姿であった。


「くっ……こんな、下等生物の力なんか……!!」


 黄金の《ヨルムンガンド》がアザトースを削り、炎となった魔法生物たち全てを巻き込んですり潰してゆく。

 迫るアリスへの対抗策はもはやない――ように思えたが、


「ふふふ……強制移動・ルナホーク!! 《あいつらを殺せ》!!」


 エキドナを失った今、ナイアにはルナホークしか残っていない――ルナホークの体力が残っているのは確認済みだ。

 洗脳が解けてようが解けてまいが関係ない。

 【支配者】によって操り、アリスへと攻撃を仕掛けさせようとする。

 ルナホークがアリスを倒せるとまでは考えていない。ここで足を止め、時間を稼げれば十分だ。

 時間さえ稼げれば、ナイア自身の『クトゥガの炎』で焼き尽くすだけだ。『アルアジフ』でさえあまりの熱量によってしばらく冷却期間が必要となるのだ、ナイアの身体で放てば自分自身も無事では済まないだろうが、『勝利』のためには必要な犠牲だろう。

 そう考えたナイアがルナホークを操ると共に『クトゥガの炎』の準備を開始する。


「……!?」


 しかし、違和感があった。

 ルナホークが操られる可能性があったのは理解していただろう。だが、だからと言ってこの状況でルナホークに妨害されることは致命的であるはずだ。

 なのにアリスもラビも全く焦る様子は見せない。

 ……いや、そもそもルナホークへと全く視線を向けず、ただひたすらにナイアにのみ集中していた。

 存在に気付いていない……はずはない。今の位置からして、ルナホークを無視しながらナイアへととどめを刺せるとも思えない。

 どうであれ、これはナイアに残された『最後の一手』だ。チャンスが来るまでルナホークの存在を知りつつも温存しておいたのだった。


”オルゴール”

「ハイ、ラビサン。スレッドアーツ《キャプチャーネット》」

「……はあっ!?」


 その時、アリスの後ろから『糸』が伸びルナホークの身体を絡めとる。

 『最後の一手』を温存していたのはナイアだけではない。

 を予想し、最後の最後までオルゴールに待機してもらっていたのだ。


「な、なんで……!?」


 ナイアの驚きの理由は、オルゴールが控えていたことではない。

 ことだ。

 たとえ糸が霊装と同じ扱いであろうとも、『糸』という性質上炎で燃えないはずがない――実際、オルゴールの霊装は糸を射出する『手袋』の方であり、糸は硬くても霊装そのものではない。

 ならば、『クトゥガ』の放つ炎で焼けないはずがないのだ。


「ま、まさか……!?」


 ――ナイアはようやく気が付いた。

 ラビの8人目のユニットだとばかり思い込んでいたオルゴールは、ラビのユニットではないということに。

 彼女にとって信じがたいことに、最初から敵対していた使い魔はラビだけではなくもう一人いたのだということに。


「cl《黄金巨星ライジングサン》!!」

「こ、のぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」


 《ヨルムンガンド》が炎の悪魔たちを砕き、自らを太陽と化したアリスがナイアへと肉薄する。

 クリアドーラを制した黄金の輝きに、魔神の炎を以て迎え撃つナイアであったが――


「cl《神性領域アスガルド》!!」


 対応するよりも早く、アリスが加速。再生能力に物を言わせて炎を突っ切ってナイアへと拳を振るう。


「――がふっ……!?」


 アリスの拳がナイアの胸を貫いた……。


「おまえ、さえ、いなければ……!!」


 致命傷だが、まだナイアの体力は尽きていない。

 アリスの腕を掴んで逃がさないようにしながら、『クトゥガの炎』を回避しきれない至近距離から放とうとする。

 しかし、もはや手遅れだった。




「cl《赤爆巨星ベテルギウス》!!!」




 貫かれた胸の内部で、赤熱する巨星が爆裂――悲鳴すら上げることなく、ナイアの身体が爆発四散していった。

 原型を留めている肉片も、《ヨルムンガンド》が徹底的に喰らい尽くし文字通りの欠片も残さずにナイアの身体はこの世から消滅する。




<[システム:不時着まで10]>




 ナイアの消滅と共に周囲を覆っていた炎が全て消滅する。


「! ラビサン!!」


 オルゴールが糸を解き――いや、倒れたアリスと共にラビを結び付ける。




<[システム:9]>


「コンバート《ファイター・デバイス》! 当機に掴まってください!」

「ハイ!」


 【支配者】の影響が完全に消えたルナホークが自らの意思で飛行用の兵装デバイスへと換装。

 オルゴールの糸を自分に巻きつけたまま、三人を連れてその場から飛び立とうとする。




<[システム:8...7...6...5...]>




”……この戦い、私たちの――勝ちだ”




<Winner:ラビ>




 ナイアの完全消滅――使い魔・マサクルが敗退したことを示すシステムメッセージを確認。

 ラビがそう呟き……。




 《バエル-1》が地上へと墜落。完全崩壊――周囲の地面を破壊しながら、破片を撒き散らしながら崩壊していった。




「ああ、オレたちの勝ちだ」


 ルナホークとオルゴールに抱えられ、墜落し炎上する《バエル-1》の残骸を見下ろしながらアリスたちは自分の勝利を確信したのだった。

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