第53話:子供達奪還作戦・急Ⅲ ※少し残酷表現有

そうして一番上の階層、入り口付近まで来た俺達は格納庫の様な場所に出た。


「うわぁ……」


「沢山居ますネ……」


そこには改造兵士と銃やロケットランチャーを装備した兵士、仕舞いには戦車等が待ち受けていた。


「$⧨⧉⧆⧣⧢⨔⩄⩷⪇⩗⬣⬲⭄⬧⬩⬇⭉▰◒▶◶◳◓◂◧◩◆◖◶◔◇◧◊◅◥◂!!」


何言ってるかわからんけど……多分「あいつ等を殺せ!」とかなんとかじゃないかな?


すると一通り喚いたら、一斉に攻撃が飛んできた。


「メアリー!!」


「はイ!!」


すかさずメアリの前に立ち防御魔法を発動する、轟音に次ぐ轟音で耳が痛い。


「うるさいなぁ!!『——サイレンス!』」


防御魔法と俺達の間に薄い真空の層を作り音を軽減する。


そうしてる合間にも後ろの壁や落ちてきた天井が木っ端微塵になり、青空が見える様になった。


そうして土煙が濛々もうもうと立ち込め、視界が見えなくなった為か攻撃が止んだ。


「やっと済んだね」


「大盤振る舞いでしたネ」


「まぁ、ランチにはちょうど良いか……」


「帰ったら美味しいご飯を作りますネ!」


とまぁ、死亡フラグっぽい会話をしてるくらいの余裕はある。


「それじゃあ防御魔法の解除と同時に風魔法で砂煙を飛ばすから、メアリーは狙撃を頼むよ!」


「任せて下さイ」


「それじゃあ行くよ!『我が魔力よ、脅威となる風となりて周囲を散らせ!——ブロウシュート!』」


俺とメアリーを中心に風を起こして一気に土煙を吹き飛ばす、その直後俺の背後から羽根を生やし飛び出したメアリーが、大型の改造兵士を片っ端から狙撃する。


「————ブモッ」


「————ギャウ」


「————ゴボォ」


次々と頭部が弾け、倒れた衝撃で装甲車や戦車の身動きが取れなくなる。


「⧢⨔⩄⩷⪇⩗⬣⬲⭄◒▶◶◶◔◇◧!!!!」


半壊した倉庫とはいえ。残っている天井や壁越しでの狙撃で倒されていくので、相手は手も足も出ない。


「さて……俺も働かないと……」


空間収納アイテムボックスから剣を2本を取り出し魔力を纏わせる。


「それで今日は……『魔装——ペイルライダー』」


今迄の魔装とは違い、鎧の様に魔力を構成する、魔法鎧と合わせて防御力へ重点を置く。


「————行くぞ!!」


一息で敵の戦車元へ飛び込み砲身を両断する、そのままロケットランチャーを構えた改造兵士の元へ跳ぶ。


「いいなそれ、借りるぞ」


「ギャギャッ!? ギャッ」


そのままオーク型兵士へ向けロケット弾を放つ、蹴り飛ばすついでに魔石を蹴り砕き、先程のオーク型兵士へ跳ぶ。


「ブブモッ!?」


両手の剣の魔力を合わせ一つの大剣ツヴァイハンダーへ変化させ、空中足場を作り高速回転をしながら両断する。


それから空間収納からM61バルカンを取り出し斉射する。


「「「「ギャアアアアアアアアアアア!!」」」」


片っ端から敵が粉々になり、挽肉へ変化していく。


(流石に改造兵士も、20mm口径の弾には耐えれないか)


そうしてたっぷり斉射した後、バルカンを空間収納へしまい新しく槍を構える。


「さて……後はあんたらだけだ」


跳躍しオーガ型の改造兵士へ近付き、魔石を一突きで砕く。


「グギャアアアアア!!!!」


「よっこいせ!!」


槍を突き刺したまま振り飛ばし、何人か潰れていく。


そうして残りは通常の兵士達だけなので淡々と倒していく。


「ふぅ……これで終わりっと……」


武器をしまうと、メアリーが降りてきた。


「すみませン、戦闘ヘリを処理してましタ」


「ん?」


何か今凄い事が聞こえたんだけど?


「え? 戦闘ヘリ?」


「はイ、戦闘ヘリと空中戦をしてきましタ」


外に出て、メアリーが指差した先には。墜落した戦闘ヘリの残骸が5機分あった。


「えぇ、すごっ……」


「数が多くテ、手間取ってしまいましタ……」


「おおう……とりあえず帰るか」


「はイ、スッキリしましタ」


◇◆◇◆◇◆◇◆


それから転移札で戻り宮田総理へ報告する、宮田総理はそのままアメリカへ連絡をすると言って出て行った。テロリストの基地へ掃討をしに行く米軍へ連絡する手筈になっている為だ。


「ユウキ様、お手伝いをお願いしてもよろしいでしょうか?」


宮田総理への連絡から戻ってくると、エアリスが駆け寄って来た。


「わかった、何をすればいい?」


「欠損や内臓を喪失した子供達がかなり多いので、回復のお手伝いをお願いします」


「わかった、どのくらいいる?」


シーツで区切られた救護所へ向かうと、四肢や内臓が無い子供達が沢山横たわっていた。


「これは酷いな……」


「はい、鈴香さんの行った先がとても酷い状況で、見るに堪えない子も多いです……」


視線を向けた先で呻く子達を眺め、心を奮い立たせる。


「そうだね、最後の一仕事! 頑張ろう!」


「はい!!」


---------------------------------

あとがき

作者です。

今回の魔装はガ〇ダムのペイルライダーをイメージしました。


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