第42話:神楽坂さんと皆で夕食

俺がシャワーを浴びた後入れ替わりでシャワーを浴びた耀の髪を乾かしていると神楽坂さんがやってきた。


「お待たせしましたぁ……」


「おかえりー」


「おかえり、神楽坂さん」


「鈴香さン、どうぞ」


メアリーが神楽坂さんに麦茶を差し出している、あの麦茶美味しいんだよね…良いの使ってるのかな?


「ありがとうございます…おいしい!」


「どういたしましテ」


そんな会話を聞いてると耀の髪が乾いた。


「はい、耀終わったよー」


「ふぁ~ありがと~さすがゆうき~」


とろけた猫の様に欠伸をする耀この時は更に可愛い。


「はいはい、これからご飯だからね」


ぐーっと伸びをして立ち上がる、そして台所へ向かう、どうやら麦茶を貰いに行く様だ。


「あ、耀ー俺も飲みたい」


「わかったわー。そうだ鈴香さん、髪乾かしきってないなら優希にお願いしてみるの良いですよ、髪めっちゃ綺麗になりますから!」


「えぇ!?でっでも良いの?」


「いいですよ~この髪見て下さいよ!トゥルットゥルになりますよ!」


「えぇ……なにこの綺麗さ…耀さん髪綺麗だとは思ってたけど…これは凄いわね…」


「えぇ…私もやってもらってるんですよ!本当に優希さんの髪の毛の扱いや髪に対する回復魔法の扱い方が天才的なんです!!おかげで私の髪も本当に綺麗になってまして、切れ毛や枝毛とも無縁ですし!紫外線に対する髪のダメージも無かったことにしてくれます!本当に優希さんのこの技術は神に等しいものですよ!!ぜひ全世界の女性に体感してもらいたいですが!私の分の施術が出来なくなってしまいますからあえて黙ってるんですよ!この素晴らしさを伝えられないのは本当に人類の損失です!神に悩む女性、スタイリング剤でのダメージなんかも回復してくれますから本当に感謝しています!もう是非やってみてください!ヘアモデルなんか目じゃないですよ!!それに施術も気持ちいいですし…」


なんか物凄い勢いでメアリーが語り出した…ホントにメアリーは髪の毛が好きだなー耀と神楽坂さんが引いてるのは言わないでおこう。


「まぁ…とりあえず、耀と髪の伝道師メアリーお勧めらしいので、どうですか?」


「伝道師じゃないでス」


「じゃあ、お願いします」


とりあえず神楽坂さんの頭をドライヤーで乾かし始める、別に神楽坂さんの髪、既に艶々なんだけど…まぁいいか。


「んっ…」


ある程度乾いたので火の魔法と風の魔法で少し熱めの温風を作りさらに乾かす。


「んんっ…ふぅ…」


なんかね、これやると皆艶めかしい声出すのよ…


そうして回復魔法を混ぜながら櫛で梳かしていくとみるみるうちに髪が綺麗になっていく。


「んっ…あぁっ……」


「あそこが一番気持ちいいのよね…」


「わかりまス…」


(何の話をしてるんですかお二人…)


心の中でツッコミを入れていると神楽坂さんの髪が仕上がった、成程…これがとぅるっとぅるというやつか…いつもより艶やかだ。


「はい、おわりましたよー」


「ふぁぁぁ〜ありがとうございます〜」


やはり、蕩けていらっしゃる。


「なんか、えっちじゃない?」


「ですね…」


そんな話をしていたら、メアリーのスマホに連絡が来た。


「皆さン、夕食の準備ができましタ」


「了解、ドライヤー片付けてくるね」


「ほら、鈴香さーん行くよー」


「ふぁ〜い、今行きます〜」


立ち上がり各々動き出す、俺は手早く片づけ玄関から出るとメアリーが夕食をする部屋の玄関で待っていた。


「おヤ、早かったですネ。もっと時間かかるかト思いましタ」


「いや片付けるだけだから…」


「優希さんの事ですかラ、櫛くらい舐めてるのかト…」


「いや!舐めないよ!?」


「まぁ、冗談ハ置いといテ。後でお風呂から出たら私モお願いしまス」


「了解了解」


「忘れないデ、下さいネ♪」


そう言うと滅茶苦茶上機嫌で部屋へ入って行った。



◇◆◇◆◇◆◇◆

「皆、お待たせ」


リビングへ入るとドア前に冬華が居た。


「あっ、お兄ちゃんおそーい」


「ごめんね冬華、ドライヤーの片付けしててね」


「え?もしかして耀おねーちゃんと神楽坂さん。お兄ちゃんのアレ受けてたの?」


「アレって何だよ…アレって…」


「ずるい」


「わかったわかった、お風呂出たらやってあげるから」


「ホント?やたー!春華も一緒だよ!」


冬華は腕に抱きついて喜んでくる。


「じゃあ早くご飯食べないと!」


そう言った冬華に引かれ席に着く、大きなテーブルの上に料理が並んでいた。


「おっ、今日は和食なんだ。って事は春華の手作り?」


「そうですよ~」


エプロンを外しながら春華がダイニングから出てきた、巴ちゃん家の家政婦さんが追加の料理を持ってきてくれる。


「ありがとうございます、綿貫さん」


「いえいえ、お仕事ですし、それに私、皆さんのお世話が好きですから♪」


そう、最近知り合ったこの着物の女性は綿貫さん。巴ちゃんの家で働いてたけど、巴ちゃんのお世話の為に一緒に引っ越してきた。


基本的には俺達が学校に行っている間の各部屋の掃除や保守、給仕がメインなので夕食の時間や朝食の時間によくお世話になっている。


「準備出来ましたのでご飯食べましょう!」



---------------------------------

あとがき



作者です。


本日も読んでいただきありがとうございます!

色んなキャラをAIにイラスト出力してもらいました!

適宜近況ノートに上げていきます!


30万1千PV超えました!!

日間10000PV超えました!!


♡も6300を超えました!

感想もくれると嬉しい!

☆ありがとうございます!感謝!!

もう少しで400までいきます!

滅茶苦茶やる気出てます!!!

毎日沢山の新規ブクマありがとうございます!


☆もらえるとランキング上昇するのでくれると嬉しいです!!目指せ週間50位以内!!!日間10位以内(無謀)!!

そして調子乗って筆が進みます!!


下がってしまったけどまだ!ランキング入りしてます!

ジャンル別

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感謝です!!!!



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