第26話:髪は女の命だろうがあああああああああ!!

まぁ、朝から1キロ丸々肉食ったら量が多すぎて胃もたれはするよね。


(やべえなメアリー…俺の3倍は食べてるんだけど…)


朝からバーで肉を大量に食べた俺達(ほぼメアリー)今は呼んだタクシーで空港へ向かっていた。


「うぷっ…今日はどこに行くの?」


「シチリア島ですネ、探偵の方ハそちらで待機していまス」


「うっ……今日は飛行機かぁ…」


とりあえず下手したら飛行機の中で虹を作ってしまう…


(とりあえず空港着いたら飛行機の時間まで横になろう…)


「あ、相手かラ連絡ガ来ましタ。『レンタカー借りたから早く来てくれ』だそうでス」


「国際免許持ってるのか…凄いな」


「でも今から次の飛行機は2時間後デス」


「えぇ……無駄やん」


「そうゆう抜けた人なんデス…はぁ…」


「大変なんだな…」


「大変な人筆頭に言われてもデス」


「ちょっと待て、俺は大変な側なのか?」


「どウ考えてモ、そうですヨ?何言ってるんですカ?」


「よっしゃ表出ろ」


「望ム所でス!!」



◇◆◇◆◇◆◇◆

結果的にタクシーの運転手さんにやめてくれと泣かれたのでお互いに引くことになった、メアリーめ…そのうちわからせてやる。


「じゃあ私ハ、チケットを買ってきますのデ」


「おう、どっか座って待ってるわ」


「全ク私をどこまデ働かせるのですカ…」


「それって、仕事じゃないのか……」


「本来は私、バカンスと言われたんですヨ?」


「マジか」


「マジですヨ」


「よし、今度あのジジイぶん殴るわ」


「私の分モお願いしまス、流石に雇用主は殴れないですかラ」


「OK、任せろ」


「でハ私、行ってきますネ」


「まかせたー」


そうして休んでいると、先程朝食に居た子供が視線の先に居た。


「……………」


また見られてる…朝食の際にメアリーに確認したけど彼女はそんな人いないって言ってたし。


「………………」


うーむ、どうしようか……


それから、修学旅行生だろうか?少年少女の集団が通り過ぎた時には消えていた。


(何なんだ?何か伝えたいことがあるのだろうか…)


考えられるとすればこの間のあの魔力は波動の件だけど、何か関係があるのだろうか?


(情報も少ないし、色々考えるだけ無駄っぽいんだよなぁ…)


異世界じゃあれこれ考えてもあり得ないどんでん返しが来て台無しになることもあったし、深く考えて固定観念に囚われたり意固地になって見誤るのは悪手だと師匠にも伝えられたしなぁ…


ともかく何かあれば向こうから接触してくるでしょ!いや…もうしてるのか?


とりあえず、頭を切り替えておかないとな、今日はやること多そうだし。


①.釘寺さんと合流して調査の進捗を聞く。

②.調査に加わりメアリーの組織の事を聞き出す

③.場合によっては直談判

④.交渉失敗ならぶっ潰して終了

よし完璧だな。


夜には帰りたいなー耀といちゃつきたいし。


(そう言えば、書置きだけだったけど。耀怒ってないかな?)


スマホのメッセージアプリを開いて耀からの連絡見ると。


『メアリーとのデート頑張ってきてね!!!』


と簡潔に書かれていた。


耀よ…良いのかそれで…とゆうか、軽くね?


それから耀に『二日酔いにはなってないだろうけどちゃんと水分補給する事』と返すと。


『やっぱり優希が回復魔法掛けてくれたんだね、ありがとう。それから優希も水分の補給忘れないようにね❤️』


ハートマークが追加されてる!!!!!めっちゃ嬉しい!ニヤけるぞこれ!!!


ニヤニヤして耀からのメッセージを見てると。


周囲がちょっとした騒ぎになっていた。


「やめて下さい!」


「良いじゃねーか!ちょっと俺達にお給仕❤️してくれるだけで良いんだから~」


「待たせてる人が居るんです!」


「良いじゃねーか!彼女にこんなマニアックな服着せて喜んでる変態だろ?だったら変態な俺達の相手もしてくれよ~」


「ギャハハ、お前変態は言いすぎだろwwwww」


「うっせーな!お前だってこの間バニーとか着せてたじゃねーか!」


「良いだろ?そう言えばお前あの時、女の子持ち帰れなかったもんな!!ヒャハハwww」


なんか、どっかで見た様な顔したアホ外人がメアリーに絡んでる、とゆうかあの二人組殺されないか?


そして、何でメアリーはやり返さないんだ?


「しっかし綺麗な髪だなぁ、少し触らせてくれよ」


「ギャハハハハ、おまっwwお前ww髪が好きとかww変態じゃねーかww」


「うっせーな!なぁ良いだろ?」


メアリーの髪に男が強引に伸ばし触ろうとした。


「やめて、下さい!」


「うわわあああ」


そうして男はメアリーに綺麗に投げられて地面へ叩きつけられた。


だがその瞬間俺ですら予想だにしなかったことが起きていた。


綺麗な金髪の髪だと思っていたメアリーの髪は短く生えそろっていないアッシュグレ―の短髪に切り替わっていた。


「ギャハハ、コイツの髪カツラっじゃねーかwwwしかも男みたいな髪型してやがんのwwww」


二人グループの片割れがメアリーの事を嘲り笑う、するとメアリーは茫然としてしまった。


「おい……屑野郎」


その男の背後に近寄った俺はその男に声を掛ける。


「ギャハハ?」


その男の振り向きざまに、魔力の込めてない右ストレートを全力で撃ち抜いた。


「髪は女の命だろうがあああああああああああああああああ!!」


「ぴぎょっぶうううううう」



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あとがき



作者です。



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