一人の夜
夜。
僕一人。
彼は夜勤で居ない。
部屋のカギはかけた。
チェーンもした。
使わない部屋は電気を消した。
明かりがついてるのは僕の部屋だけ。
聞こえるのは
アパートの住人たちの生活音。
時計の針が動く音。
その中にちょっとした
物音が聞こえると恐怖を感じる。
部屋の扉を開けると何も起きてはいない。
誰も入ってきてない。
あるのはくらい闇が広がる部屋だけ。
玄関の通路から外の灯りが見えるくらい。
独りの夜って怖いもんだな。
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