【プロトプロット】クラスとスキルが悪役令嬢になれと言うので、やられ悪役令嬢を目指す事にしました。
@7938995
第1話 ここまでが第一目標 いつか辿り着くこの話
視界に映る
大人形を穿ち抜いた集団は、
「ちょっ、ちょっとシャーリー!あなたの用意した大人形、十分と持たなかったのですけれど!?」
「申し訳ありませんお嬢さま。どうやら博士に不良品を掴まされてたようですね。イベント終わったら抗議しましょう。とりあえずお菓子食べますか?」
「お嬢たち、喋ってると舌噛むぞ」
追いかける先にはT型車に乗る三人の男女。砕けた口調で、障害物を避けながら運転する執事服の男、風に揺れるスカートを抑えどこかずれた事を言うメイドの女、その二人にお嬢様と呼ばれるイエローブロンドに黒のドレスを着た少女。
三人の乗ったT型車はみるみる内に集団を突き放していく。
「お、おーほっほっほっ!よくやったわ!ステュアート!パイルバンker共がどんどん離れていくわ!このまま全速力よっ!」
少しだけ羞恥心の滲む演技で、調子のよい高笑いをしながら逃げるお嬢様。
「あ。……すまんお嬢たち、爆発するわ」
「え?」
積まれた
「くそー!覚えてなさいよっ!あんたたち!」
整備不良による自爆の責任を相手プレイヤーに転嫁しながら吹き飛んでいく中、お嬢様は己の心に昂ぶりを憶えていた。
——悪役ロールプレイ楽しいかも。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます