第29話 ハースレイ

〜帝都・ハースレイ・個室〜


朝起きてから準備をして寮で合流してから紙に書いてあった場所へ向かい、着いて紙を店員さんに見せたら奥へと案内されて皇太子たちと机とお菓子越しに対面中。

今居るのはハースレイっていうお菓子屋さんで、その建物の中の特別な個室の1室らしい。置いてある調度品はパット見でもいいものが多いわね、お菓子も美味しいし。



「...そろそろ本題に入ってもいいかな?」



ソファーに婚約者と座っている皇太子が苦笑いしながらそう言った。



「あら、ごめんなさい。ここのお菓子が美味しいのでついつい」


そう軽く笑みを浮かべながら返答しておく。

...隣で座ってお菓子談義してるリアとルリは一旦放置で。



「皇太子殿下、一つ確認させていただきたいのですが」



そうそう、あれ確認しとかなきゃね。



「なんだ?」


「ここにいる人たち全員”そう”思っていいんですよね?」



ここにいる全員、私達4人は転移者だってわかってるけどのこりの向こう側6人は転生者なのかしら?



「いや、クーリスとクロムウェルの二人は違う、だが話はしてある、あとは転生者だ」



皇太子が二人を手で軽く指しながら言った。

二人だけなんだ違うの、4人くらいは違うんじゃないかと思ってたけど...もしかして私の思ってる以上に転生者・転移者っているかも?



「へぇ、じゃ私達の方針は先に話しちゃうわね」



方針を話そうとしたタイミングでクーリスが手を上げて横槍をいれる。なんだろ?



「あのその前に一つよろしいですか?...今、こちらとそちらでは立場的な違いがそれなりにあると思いますけれど、皆様なぜそのような言葉遣いをされるのですか?それから、それぞれの自己紹介もまだなのですが」


「「「「あ」」」」



転移・転生組のみんなの声が揃った。

向こう日本の感覚で話しちゃってたからかな...?どうなんだろ?自己紹介は完全に忘れてたわね、そういやしてない。



「...さぁ?まぁ別に僕はいいから非公式の場の言葉遣いはこのままでいいよ。自己紹介は僕からやろうか。僕はルーベルト帝国皇太子、フォーレド・フェル・ルーベルトだよ、よろしくね」



皇太子のお墨付きなら変える必要なくて助かるね。流石に公式の場では弁えるけどさ



「レド様の婚約者であるフロスト公爵令嬢クーリス・ファル・フロストと申しますわ。私は転生者ではありませんが聞いた結果になるのは嫌ですので協力させて頂きます」


「俺はエランドル公爵家次男のクロムウェル・フォル・エランドルだ、フィーアからゲームの話を聞いたときは驚いたが酷い結末にはなりたくないから協力させてもらおう」


「私はクロムウェル様の婚約者でクレル侯爵家長女のフィーア・フリール・クレルと申します。同郷の仲間が増えて心強いです」


「自分はエクスフォード侯爵家嫡男のグレク・フェード・エクスフォードといいます。同じく転生者です。諜報員や情報屋もやっています。よろしくお願いします」


「私はクリス!フィアベル伯爵家次女クリス・スレート・フィアベルだよ〜私は乙女ゲームのことあんまり知らないけど私に協力できることはするよ〜」



皇太子から順番に自己紹介をしていった。次はこっちの自己紹介ね。



「私はルミナ・エコー・ショール。ショール子爵家当主、組織アクアスの総帥。よろしくね」


「私はリア・エコー・カーマイン。ルーちゃんの嫁です。よろしくお願いします」


「俺はリアム・エコー・サンチェス。副総帥だ。よろしく頼む」


「私はルーリー・エコー・レッドブリッジ、リアムの正妻よ、よろしくお願いするわね」



こちら側の自己紹介も終わり、さっきの話に戻る。



「自己紹介も終わったことだし話を戻すわね。私達の方針だけど、今の所自分たちから積極的に介入するつもりは無いわ、まぁでもなんかしらの理由で介入することはあるかもしれないけどね」



こっちから積極的に色んなとこに話に行ったり何かしたりはする気がない。せっかくの学校生活なのに気を張ってたら楽しめないからね。まぁ協力しないってことじゃないし軽く接触するくらいならするかな?多分。



「へぇ?...何か頼んだりはしていいのかい?」



フォーレド殿下がお茶を飲みながらそう聞いてきた。

...クーリス嬢とクリス嬢お菓子食べたそうにしてるけどフォーレド殿下は気づいてないのかな?フィーア嬢は気づいてそうだけども



「構わないわよ?盗聴から監視にクラッキングまで何でもござれよ、裏以外でも別に構わないけどそっちのほうが使いやすいと思うわよ?」


「なに?学園の警備ってそんなに緩いのか?」



クロムウェル殿が驚いて直ぐ疑問に思ったらしく聞いてきた。...緩いかと言われれば物理科学的にはほぼ万全と言ってもいいんじゃないかしらね?魔法的ファンタジーには脆弱ってだけで。



「いえ?あそこは帝城に次ぐほどの物理的な守りが施されてますよ」


「ではどうやるんだい?」



これは流石にフォーレド殿下も気になるみたいね。あたりは付けてそうだけど。ま、細かいことは教えてあげない...教えたところで魔力量的にできない気がするけども



「単純ですよ、科学的に無理ならファンタジーに頼ればいいんです」


「ファンタジー...やはり本格的にそちらの対策を講じないといけませんね」



フィーア嬢がそう心配そうに言うが、多分暫くすれば大丈夫じゃないかな?ファンタジー的なものはうちが発売する予定の結界使えばだいたい全部完璧に防げるし更に色々できるからね〜




◇◇◇◇◇

3週間くらいも空いてしまって申し訳ない...

名前がずーっと決まらずにだらだらと...

次は1、2週間以内に出します。


投稿の励みになりますので☆や♡を押していただけたり、なんでもいいのでコメントをして欲しいなぁなんて...w



以下持論(コメントについてー)

こういうののコメントって色々考えて長文で伝わるようにとか色々考えちゃう人・怖くて送れない人等々それなりにいると思っています。(事実自分もそう)

でも、そういうのじゃなくてもただ「面白かった!」とか「このキャラ好き!」とかだけでも、作者側からすると貰えるだけ嬉しいのです。さらにそこから色んな設定が生えたり修正できたりすると更に嬉しいのです!

文が変だったらすまん!伝われ!w



また別のお話になるかな?

極論?自分は自分の書きたいお話を作りたいように書いてそれで読者の人が楽しめたらいいなって気分で活動しています!そんな私か私のお話でも良ければこれからもよろしくお願いします!


あ、そうだ、読者の皆様はこのお話のどういったところを楽しみにだったり期待しているのか聞いてもいいですか?

(良ければで構いませんので)

(答え方がわからなかったら何話が好きとかでも)



あとがきみたいなところが結構長くなって申し訳ありませんでした。(書きたいこと書いたら結構長く...)


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ここで偶に呟いてたり更新ツイートします〜

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