第28話 寮
〜帝都中央学院・女子寮・ルミナ自室〜
教室棟を出て、ツインタワーみたいな形の今期生用の寮へと向かった。あそこまで高くはないけどね。
右側が女子寮で左側が男子寮らしい、部屋は一人一部屋で早い者勝ちらしく、フロントで部屋を選ぶ形だった。
あ、部屋は両方共5階以上なのね、下は共用のジムとか食堂とかの施設があるみたい。
あと私達が行った頃には女子寮はなぜか上の方は結構空いてて真ん中辺りから下の方はもう殆ど埋まっていた。部屋の広さは殆ど同じみたいなら他に何か原因でもあるのかな?
まぁ関係ないか、女子寮の最上階3部屋と男子寮の最上階角部屋一部屋に決めて、フロントで荷物を受け取って部屋に向かい、片付けをしていたら二人が私の部屋に来た。
「二人とも片付けは?」
「一旦後回しよ、話があるのでしょう?あ、この部屋は安全よ」
話?あ、主人公のか。ルリが安全だって言うなら盗聴器とかの心配もしなくていいかな、うちの中でルリはそういうのに一番敏感だし。
「わ、私はちょっと部屋のことで相談が...」
部屋?...同じ部屋にしたいとかかな?この部屋3人くらいなら同時に住めそうだし。
「りょーかい、先に話ときたいこと話しましょうか、その後部屋のことね」
元々あったソファーに座りながら言って、仕草で二人とも座るように促す。
このソファーふかふかで肌触りもいいわね。流石中央学院の寮
「わかったわ」
「うん」
ルリは反対側に、リアは私の隣に座った。リアムを通話で呼び出してから話を始めましょうか。
「リアムも呼ぶね」
そう、一言言ってからリアムを魔力画面で呼び出し、教室でのことを詳しく話していく。
「〜ってことがあったのよ」
簡単にあったことを説明しおわったところでリアムからツッコミが入った。
「なるほどねぇ...で、紙にはなんて書いてあったんだ?」
「あっ」
確認してない!どこやったっけ...たしかポケットの中に...あった
「そういえば確認してなかったね、なんて書いてあるの?」
「えーっと、1枚目はこれからよろしくって感じのことで、2枚目は明日の14時に向こうとこっちの顔合わせとかをしたいからこの住所のお店に来てくれって書いてあるね」
本当はもっと丁寧に書かれてるけど簡潔に言えばこんなかんじだ。
「行くのか?」
「まぁね、行っといたほうがいいでしょ」
顔合わせとか向こうがどう動くのかの確認もしたいしね。
「で、私達はどう動くの?」
ルリがお茶を飲みながら聞いてくる。
結局それなのよねぇー、どうしょうかしら?とりあえず第三者としている気だけど。
...あれいつの間にお茶?全員分あるし...まぁいいか。
「そうねぇ...積極的にシナリオに介入する予定は無いけど手伝いを求められたら基本断らない感じかな?」
「あくまでも第三者でいるんだな」
「そんなかんじね、まぁ自分から接触しない訳じゃないけど」
「???矛盾してない?」
「いや、矛盾してないよ、別にシナリオには積極的に介入する気はないけど第三者として私達個人として向こうと接触することはあるってだけでね。その結果シナリオに干渉することになるかもしれないけど」
私達はあくまでも第三者としてシナリオを知らないものとして動くことにするつもりでいる。まぁシナリオに干渉しないのは多分不可能だろうし陛下からのお願いもあるから手伝いはするけど私的にはいいかんじに学院生活が送れたらそれでいいかなって思ってるからね。
「じゃそういうことで、明日起きたらロビーで待ってるぞ」
そう言ってリアムが通話を切り、お話し合いは終了。
「で、リアが部屋のことだっけ?」
「う、うん、1部屋でも広いから一緒がいいなって」
二人ならまだ広く使えるかな?三人くらいがちょうど良さそうな部屋だよねここ。で、これはみんな同じがいいのか二人がいいのかどっちだろ
「私は一人がいいわよ」
ルリがそう言うなら二人になるかな。
「そう?じゃ二人で1部屋使う?」
「うん!そうする!」
リアが笑顔ですごく嬉しそうにする。
ルリが気を使ってくれたのかな?こんどお礼しとこう。何がいいかなー
まぁそういうことで3部屋のうち1部屋は私とリアで、1部屋はルリが、1部屋は倉庫兼作業場として使うことになった。転移陣も設置する予定だけど使わないといいなぁ。
リアムの方は1部屋に一人、転移陣は向こうもあるけどカーペットで隠してるらしい。
部屋割りも決まったとこでお風呂入って寝る準備して就寝
おやすみなさい。
ところでリア?こっそり布団に入ろうとするなら添い寝したいって素直に言って欲しいなぁ
◇◇◇◇◇
すみません、個人的な用事とショックで遅れました。
目標は週1投稿!
(まぁ実際は多分月2〜3投稿になるとは思います)
コメントありがとうございます!頑張って続けていきますよー!
えと、コメント読めるのですが返信方法が不明...返信できるよね?...コメントは全部しっかり読んでますし内容問わずすごく嬉しいのでできたらこれからもよろしくお願いします!
(思ったことばしばし送ってもらって大丈夫です!)
作者X(Twitter)
@rumina_haku
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