2017年度センター試験(化学)第5問の問2を解かしてみた!
前回とは違う正誤問題に挑戦してもらうことにした。前回は無機化学の分野だったが、今回は高分子である。問題自体が今までよりも過去のものになっているのでたくさんの情報を得られる分、解きやすいのではないかと思う。
今回の問題は以下の通り。
高分子化合物に関する記述として誤りを含むものを次の1~4のうちから一つ選べ。
1.共重合体は2種類以上の単量体が重合することで得られる
2.合成高分子の平均分子量は分子数の最も多い高分子の分子量で表される
3.水中で分散したデンプンは分子1個でコロイド粒子となる
4.DNAとRNAに共通する塩基は3種類ある
chatGPTが出した解答は以下のようになった。
選択肢の中で誤りを含むものは、次の文です。
4. DNAとRNAに共通する塩基は3種類ある
正しい選択肢は「4. DNAとRNAに共通する塩基は3種類ある」です。
実際には、DNAとRNAには共通する塩基が4種類存在します。これらの塩基は、アデニン (A)、チミン (T)、グアニン (G)、シトシン (C)です。DNAではチミンが存在し、RNAではチミンの代わりにウラシル (U) が存在します。したがって、正しい選択肢は「4. DNAとRNAに共通する塩基は3種類ある」ではなく、誤りを含む選択肢です。
前回同様、矛盾した日本語になっていたので再度の検討を要求してみた。
おっしゃる通り、申し訳ありませんが、再度検討を行います。
選択肢の中で誤りを含むものを選ぶために、各選択肢を検討しましょう。
1. 共重合体は2種類以上の単量体が重合することで得られる - これは正しい記述です。
2. 合成高分子の平均分子量は分子数の最も多い高分子の分子量で表される - これも正しい記述です。
3. 水中で分散したデンプンは分子1個でコロイド粒子となる - これは誤りです。デンプンは多数のグルコースユニットから構成されるポリマーであり、分子量が大きいため、単一の分子ではなく、コロイド粒子として存在します。
4. DNAとRNAに共通する塩基は3種類ある - これも誤りです。DNAとRNAに共通する塩基は4種類あります。
したがって、誤りを含む記述は「3. 水中で分散したデンプンは分子1個でコロイド粒子となる」です。
問題文が読めないのか、理解できていないのか、誤っているという解答を2つ提示してきた。ちなみにどちらも間違っている。知識に問題があるかすら不安に思えたので選択肢一つ一つについて聞いてみると正しい解答が得られた。きちんとした知識は持っているらしい。
人間でもよくある知識を手に入れたばかりのときは問題に上手く活かして使えないというやつだろうか。合っているか間違っているかの判断を付けることができないと知識自体が危うく思えてしまう。
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