第19話 桜の花が舞えば入学式……(1)

「ふぅ、桜の花が咲き、舞えば。もう入学式か……。ああ、残念……。もう春休みが終わってしまった……」と。


 私山下光流が桜の木の下……。


 そう、今日から私が通う中学校の校門近く……。


 風で飛ぶと危ないからと倒されているサッカーの、ゴールネットの横に咲く。


 ソメイヨシノの木の下……。


 そう、桜の木彼女が、私達新一年生の入学式を桜の花弁をヒラヒラと舞いさせながら落とす下で。


 私山下光流は、満開をしているソメイヨシノの木の花弁が落ち、舞う姿を見ながら嘆けば。


「光流ー! 貴女ー! 何を訳解らないことを言って立っているのー? 

 お母さんとお父さんは先に入学式のために体育館へと入っているからねー!」と。


 せっかちな家のお母さんが、私山下光流へと。


 いつまでも独り言をぼやきながら、桜の木の下で佇まないようにと。


  お母さんが私へと声を大にして叫び、諫めてくる。


(お願い)


 レヴュー・星・感想・ハート等を軽い気持ちで頂けると励みになりますのでよろしくお願いしますm(_ _"m)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る