教科書に載らないストーリーを完結する為に
平山美琴
読者の目を気にする必要
100点満点の正解なんて無いよ。それでもいいなら読んでね。
私は小説を読むのが極めて苦手だ。
読み切ってない小説は沢山あり、頑張って読み切ろうとして一部読めてたのはゼロから始まるやつ(アニメ二期の部分)だ。
書く側と読む側は視点が違う。
読者から身近に感じるのは、「話し手と聞き手」で生じる差だろうと思う。
話し手は「私が話しているのは相手にとって分かる『あるあるな話』なんだろう」と感じながら話すが、聞き手は「話し手だけにしか分からない『身内ネタ』」だと思うことがある。
私の創作であった話で例えると、
「北風(獣人のキャラ)は人型?獣型……?」
と感想で投げられた時だ。
私はケモナーだったが、絵師でもあったせいで獣型の獣人の需要と存在を忘れていた。なんたる失態。ひどい。
イラストでいつも人型の絵を描いていたクセが残っていたせいで全く覚えていなかった。
「人型です…獣型も好きですが……
と正面から言えなかった自分のミスが許せない。失敗を認めたくないらしい。
そうだった。私が相手にしているのは顔が見える友人ではなく、顔が見えないやつだ。幼稚園生が読んでいる可能性さえもある。魔王軍が読んでるかもしれないし、数百年後になれば研究者が呼んでる可能性もある。
私は私の話している内容が全て分からない人と話すかもしれないんだ。
……なんて名言っぽい、至極当たり前な話をするのは野暮かもしれない。
ただ、初心に戻るのは大事だ。振り返る時も大事。
私が日本という地で生まれ、日本語を学び、何故か英語を学校で教えられ、興味本位で中国語(マジの初級)を学び、基本の形が存在するのは常識だ。
慣れていくと忘れる常識に対して、どの様に文章の中で解答を出していくかは今後の課題になりそうだな、と思った。
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