『しろとかげ』

『しろとかげ』 🦎ｲﾛﾁｬｳ

　いろ………いな、

　しろとかげは、さくやも、とんだ

　しろとかげは、よなかに、とぶ

　せけんが　ねしずまった

　まっくらくらやみに　あらわれては

　いみふめいな　ぶんしょうを

　そらにばらまく

　ばらまかれた　ぶんしょうは

　ほしに　まみれて

　　　　やみよに　きえる

　がいはないが、

　ちょっとだけ、どくがまじる

　あかるく　かがやく

　たいようは、しろとかげのあこがれだ

　しかし、しろとかげは、

　たいようのもとでは、

　なえてしまう

　ひからびてしまう

　だから

　　　しろとかげは、やみよがすきだ

　ふかく、しずみ

　　しずみ、かくれる　　

　　　　　また、しずむ

　ちいさな　まっかな　めだけを

　やみから　のぞかせているのだ

　だから、

　しろとかげは、みつからない

　そらそうだ

　かげは、やみよには　まぎれてしまうからね

　そうして、しろとかげは

　こんやも　むがいな　どくをまくのです

　　　　　　　　たぶんね

　おそるべし

　　　　　かいじん素人かげ

　ふふふ

　あけひくん　🌞　また、あおう！

　しろとかげは

　　　　　よなかに　とぶ……………

　　　　　　　　　🦎ｲﾛﾁｬｳ、ﾏﾀﾞｱｻ