玉仙宮の金と黒

安崎依代@『比翼は連理を望まない』発売!

猿声 啼いて住まざるに

市中に暇人在り、名を紅殷

 助けてほしい。


 この無念を聞いてほしい。


 強くそう願ってこの世を彷徨さまよう魂のことを、芙颯ふそうの民は『幽鬼ゆうき』と呼ぶ。


「だからさぁ、本来『幽鬼』っていうのは、そのまま悪鬼と同義じゃあないのさ。人々に害を成すやからには『魔怪まかい』って名前がちゃあんとあるわけ。人に害を成す鬼なら『邪鬼じゃき』が適切だな」

「は……はぁ」

「で?」


 話を振ってきた商家の主人が饒舌じょうぜつさに困惑するほど懇切丁寧に間違いを訂正した紅殷こういんは、説明の言葉とともに振っていた人差し指を組んだ腕の中に引き戻しながら問いを向けた。


「その幽鬼? 邪鬼? がどうしたってのさ」

「あーっと、ねぇ?」

「ちょぉーっと、おっちゃん! 俺に話振ってきたのはおっちゃんの方だろぉ? あからさまに面倒臭そうな顔して話し渋るの、今更やめろよなぁー。気になってしゃあねぇじゃん!」


 紅殷は相手の顔を覗き込むようにズイッと身を乗り出すと、幼子のように頬を膨らませて文句をつける。


 市の雑踏の中だった。古美術を商う店の店先で、紅殷は店主と話し込んでいる。雑踏の中でもよく通る紅殷の声を聞きつけたのか、顔見知り達が通りがかりに『よ、来てたのかよ紅殷』『後でうちの店にも寄ってっておくれな』と気軽に声を掛けては通り過ぎていった。


 そのひとつひとつに手を振って応えながら、紅殷はズイッと店主の方へ身を寄せる。


「な? 俺とおっちゃんの仲じゃん。教えてくれたら俺、その事件、張り切って解決しちゃうよ?」


 そのささやきに同意するかのように、適当に結い上げられた黒髪がサラリと肩を滑り落ちた。その動きに合わせて深い紺の髪結紐を彩る水晶の飾りがキラキラと光を反射する。


「いや、でもねぇ……」


 店主はまるでその光から逃げ出すかのように紅殷から顔を背けた。だが紅殷はそれを気にすることなく、さらに店主へグイグイと迫る。


「うん? 何々? 遠慮すんなよ、俺とおっちゃんの仲じゃん」

「いや……蠢人昼行灯で鳴らす紅殷の旦那に相談したところでなぁ……って、思ったり」

「えーっ!? ここでそれ言うぅ? じゃあそもそもなーんで俺にそんな話振ったのさぁ!」

「い、いや……世間話、的な……?」

「にしてもネタは選ばなきゃダメだろぉ! 俺にそんな話振ったら、十割喰いつくの分かってんだから!!」


 紅殷は身を引きながら腕を解くと、伸ばした親指でビシッと自分を指差した。きっと今、紅殷の顔には眩いほどの笑みが浮かんでいることだろう。


「なんつったって俺は、『幽鬼研究家』のしゅう紅殷先生なんだから!」

「自称、だろ」


 ボソリと商家の旦那が呟いた言葉は、鮮やかに聞かないフリをしておいた。確かに『自称・幽鬼研究家』ということに変わりはないので。


 ──まぁ、市中で俺が何って言われてるかは知ってるし。


 曰く、蠢人昼行灯


 何を仕事にしているのかは不明。


 二十歳そこそこに見える立派な男子でありながら、しょっちゅう昼日中の市中をブラブラしている。


 そうでありながら親に怒られている様子もなく、金に困っている様子もない。まとっている生成地に紅糸で刺繍が入れられた装束は明らかに上質な物だし、当人もこざっぱりとしていて見目がいい。帯から下げられた黄金の手鈴など、いかにも高価そうだ。『仕事』と言いつつ市でガラクタを買い集め、明らかな贋作を高く売り付けられても気付いた様子もなく朗らかに去っていくところからしても、懐事情はかなり豊かなのだろう。


 それらの情報から、市中の人々は紅殷のことを『どこぞの豪商の放蕩ほうとう息子』とでも思っているらしい。ちなみにこれは紅殷の推測ではなく、馴染みの子供達から『で、実際はどうなの?』と無邪気に訊ねられた時に直接聞いた話なので、『思っている』ではなく『思って』と断言形で語った方が正しい。


 ──まぁ、『放蕩息子』ではないけども、『放蕩人』だったら正しいわけだし。


 心の中だけで同意しつつ、紅殷は目の前の店主の口をどうやって割ってやろうかと密やかに策を巡らせる。


『知ってるかい、紅殷の旦那。都の廃墟街にある元妓楼で、最近夜な夜な琵琶が鳴り響くらしいんだよ』


 目の前の店主からそう聞かされたのは、ついさっきのことだった。今日も今日とてガラクタを買い漁りに来た紅殷への、何てことない世間話のつもりだったのだろう。


 本日の紅殷がこの話題を求めて市にやってきたのだ、とも知らずに。


『数年前に妓女の首吊りがあった後、妓楼の関係者が次々と死んでいったらしくてね。それを発端に、周囲一帯坊まるっとひとつ廃墟になっちまったって話なんだけどねぇ……。怖いねぇ、幽鬼が出るなんてさぁ』


 そんな店主の言葉に紅殷が立て板に水を流すがごとく幽鬼への解釈を並べ立て、今に至る。


 ──一店目での話を引き当てられるなんて上々だ。何とかここで口を割ってもらいたいところなんだが……


「だってねぇ……巫覡ふげきでもない紅殷の旦那じゃあ、ねぇ……」


 紅殷の内心を知るよしもない店主は、やけに喰い付く紅殷へ迷惑顔を隠すことなく言葉を漏らした。


「何だよ、巫覡じゃなきゃ話も聞かせてくれないのか?」

「いやぁ、ねぇ……? 私が紅殷の旦那に話したせいで、余計な死体が廃墟街に転がることになったら、寝覚めが悪いじゃないか」


 ──一応、心配はしてくれてるんだな?


 そんな店主に、紅殷はひっそり内心だけで苦笑をこぼした。


 巫覡とは、己の霊力をもって術を操り、魔怪を払うことができる術師のことだ。


 魔怪は、人を襲う。


 一説によると魔怪は陰の気でできており、人の生命力は陽を帯びているらしい。陰は陽と溶け合ってひとつに還りたいから、強い陰を帯びた妖怪ほど陽を求めて人を襲うという。だがしかし人は死んだり重傷を負ったりするととたんに陰を発生させるため、魔怪は人を襲っても陽を得ることはできず、さらに強い陰を帯びることになるんだとか。


「俺は幽鬼の研究家だぞ? おっちゃんなんかよりもよっぽど役に立つって」


 そんな雑学を頭の片隅へ押しやり、紅殷はさらに言葉を重ねる。だが店主の口は重いままだ。


「事が噂話に留まってりゃいいさ。実際に死体が転がったって話を聞いちまってる場所に、好奇心に突き動かされた知り合いを送り込むなんてのはさすがに……」

「えっ!? その事件、もう人死が出てるのか? 大事おおごとじゃないか!」

「大事だから噂になってるし、玉仙宮ぎょくせんぐうに何人も奏上に行ったって話なんじゃないか!」


 自分が把握していた以上に深刻だった事態に、紅殷は思わず内心の計略を忘れて素で店主に詰め寄る。紅殷の勢いに驚いたのか、店主は体をらせるとわずかに声を高くした。


 そんな店主の言葉に、紅殷はさらにハッと息を呑む。


「玉仙宮? それに対して何か動きは?」

「さぁてねぇ……。聞かないってことは、何もないんじゃないかい?」


 玉仙宮は宮廷に仕える巫覡を統括する部署だ。


 宮廷の巫覡達は皇帝一族や国を守るために存在しているが、細々と民からの魔怪退治も請け負っている。通常ならば有力貴族の伝手つてでもなければ直接の奏上は叶わないはずだが、どうやら今回はそれを成せた人間がいたらしい。


 もっとも、店主の反応を見るに、それも空振りに終わったようだが。


 ──店主が嘘を言ってるようには見えない。だがの耳にそんな話は聞こえてこなかった。


金簪きんさん仙君せんくんとまでは言わないけどねぇ、誰か派遣してもらえたら、また状況は変わったんだろうけども」


握り潰されたか』と内心でほぞを噛む紅殷に気付くことなく、店主は言葉を結ぶとやれやれと溜め息をついた。


 そんな主人の言葉に、紅殷は気を取り直して新たな問いを投げる。


「金簪仙君は、恐れ多くも当代皇帝陛下の血を継ぐ皇子で、玉仙宮を統括する巫覡だろ? 皇帝一族のためにしか腕を振るわないって言われてる、まさに国のための巫覡のご登場を願うくらい、その事件ってヤバいのか?」


 金簪仙君。


 紅殷が言うのも何だが、その名を知らない人間はこの芙颯にはいない。


 いわく、その御姿は仙界の貴人のごとく。


 艶やかな黒髪には、御尊名の由来となった金歩揺ほよう。純白と紅、黄金で仕立てられた装束は、まるでの御方からあふれ出す清廉な光が形を取ったかのよう。金簪仙君が歩みを進めればそこには光と清らかな鈴の音がこぼれ落ち、低級の幽鬼なぞその音だけで退けられるという。


 当代皇帝陛下の第三皇子でありながら、生まれ持った霊力の高さゆえに幼い頃より玉仙宮に預けられ、国と皇帝一族を守るための巫覡として養育されたという皇子。その出自におごることなく鍛錬を積んだ皇子は、まさに『仙君』という呼び名にふさわしい抜きん出た実力を持つ巫覡であると言われている。


 ──まぁ、あくまで『言われてる』ってだけなんだけども。


「まさか! 物のたとえだよ。他に巫覡の名前なんて知らねぇもんだからさ」


 世間で口にされている金簪仙君の噂を思い出した紅殷は、思わず苦虫を噛み潰したような顔になる。その表情を噂話に対するものだと捉えたのか、店主は声を上げて笑うとバシバシと気安く紅殷の肩を叩いた。


「言ったろ? 『金簪仙君とまでは言わないけど』ってさ。何せ金簪仙君はこの国を守るかなめ、まさに雲の上の御方なんだから。こんな庶民の問題に引っ張り出していい存在じゃねぇって、俺でもさすがに分かってるわなぁ!」


 今や金簪仙君は人の身でありながら神とあがたてまつられる存在だ。玉仙宮の奥深くにおわします金簪仙君は、国を挙げての祭の時しか玉仙宮から出ないとまで言われているらしい。


 ──まぁ! あくまで! 『噂』!! なんだけど!! なっ!!


 紅殷はさらに顔を引きらせる。だが店主はそんな紅殷に気付かないまま笑いを引っ込めると、思案げに顔を曇らせた。


「ただねぇ、誰か専門家が対処してくれなきゃ、いつまでたっても事態は変わらないだろう? だからとりあえず誰でもいいから玉仙宮の巫覡を派遣してもらえないかと思ってねぇ」


 ──なるほどねぇ?


 何とか表情を立て直した紅殷は、自分が把握していた情報と今耳にした話を照らし合わせて状況を推察した。


 ──これは俺の予感が当たったな。


 その上で『これは己が出しゃばるべき案件だ』と判断した紅殷は、ニパッと人好きがする笑顔を浮かべると、再びズイッと店主の方へ身を乗り出した。


「なぁおっちゃん、『今まで黙ってたけど、実は俺、玉仙宮の関係者なんだ』って言ったら、どう?」

「はぁ?」

「俺が玉仙宮の関係者だったら、おっちゃんは積極的に話を聞かせてくれるってことだろ? 違う?」


 腰の後ろで手を組み、わざと下から見上げる角度で主人の顔をのぞき込む。幼子がするような甘えたな仕草だが、この店主にはこれが一番効くのだと、紅殷は以前のやり取りを通して学習済みだ。


「ね? 何なら今日はもっと買い物奮発するからさ!」

「うっぐ……」


 この店主に限らず、市中の関係者は何だかんだ言いながら紅殷に甘い。紅殷が甘えたを込めてお願いすれば、大抵の人間は口を割る。


 ──みんな本当に良くしてくれるから、その善意につけ込むような真似は、本当はしたくねぇんだけども。


 しかしこれも紅殷の務めだ。回り回って市中の皆を守ることにも繋がっているはずだから、ほんの少しだけ己の行動に目をつむってほしい紅殷である。


 ──さぁ、話してくれよ、旦那……!


 紅殷の笑みと言葉、もしかしたら紅殷は本当に玉仙宮の関係者なのかもしれないという一縷いちるの希望。その反対側には知り合いの青年を危険な場所に送り込むことになるという罪悪感。その両者を天秤にかけた店主の心がグラグラと揺れているのが表情で分かる。


 他人の身を案じられるというのは、確かに美徳だ。だがこの場合、紅殷は正しい対処法を修めた人間なので、その心配は本来無用の長物である。


 ──『俺』が誰であるのか、ハッキリ言っちゃえたらいいんだけども……


『でも言ったところで信じてもらえるはずがないし、万が一信じてもらえてもそれはそれで問題……』などと思った、その瞬間だった。


「紅! 殷っ!!」


 キンッと耳鳴りがするほどの大音声が道の先から響いた。思わずビクッと肩を跳ね上げれば、通りの先からダダダダダッという騒々しい足音が聞こえてくる。


 反射的に紅殷が背後を振り返った瞬間には、それらの騒音の主が店先に登場していた。紅殷が声を上げるよりも素早く店内に突入してきたその人物は、紅殷に手を伸ばすと容赦なく紅殷の後襟を引っ掴んで引き寄せる。


「グェッ!!」

「またあなたは勝手にこんな所でっ!!」


 雷が落ちたかのような叱責の声に続いて、チリリッと微かに金属同士が擦れ合う澄んだ音が響いた。大音声から耳を守るために反射的に両耳を塞いでいた紅殷が視線を投げれば、帯を彩るように飾られた金鎖が垂れる簪と、武骨な剣が目に入る。そこから漆黒の衣に包まれた体の線を辿るように視線を上げれば、眉を吊り上げた厳しい顔立ちに行き着いた。


「しょ、晶蘭しょうらん。ヤッホー」


 紅殷はひとまずぎこちない笑みを浮かべると、己の幼馴染であり相棒であり護衛でもある青年に手を振ってみる。


 だがもちろん彼はそれくらいで眉間のしわを解いてはくれない。むしろ紅殷のヘラリとした笑みと言葉を受けた晶蘭はキッとさらに目尻を吊り上げた。


「何がヤッホーですかっ!! また勝手にこんな所をほっつき歩いてっ!!」

「うわっ! うるさっ!!」

「出歩く時は私に一報入れろっていつも言ってるでしょっ!!」

「え、蘭蘭、お前に一報入れたら自由にほっつき歩いてもいいの?」

「いいわけないでしょっ!! あなた、ご自分の立場ってものを……っ!!」

「わぁぁぁぁっ!! 待った待った待った!!」


 市中で叫ばれるわけにはいかない言葉が続くことを察知した紅殷は、耳を塞いでいた両手を慌てて晶蘭の口元に押し当てた。強制的に口を塞がれた晶蘭の額に青筋が走るが、紅殷はそれを視線で制す。


「俺が悪かった、蘭蘭。この件に関しては、ちょっと冷静に話し合おう」


 なおも晶蘭は紅殷の手の下でモゴモゴと口を動かしていたが、紅殷の視線がチラリと店主に走るとピタリと口を閉ざす。紅殷の後を追うようにチラリと店主に視線を送った晶蘭は、深く溜め息をつくとペイッと紅殷を放りだした。


「反省してください。あと、蘭蘭言うな」

「はいはい。なぁ蘭蘭、それよりさ。お前がここまで出てきてくれたってことは、俺の『調査』にお前も協力してくれるってことでいいよな?」

「紅・殷……!」


 サラリと晶蘭からの小言を聞き流す紅殷の態度に、またピキリと晶蘭の額に青筋が浮く。射殺しそうな視線を紅殷に据えた晶蘭は、状況が許せば周囲十里に響き渡るような大音声でこう叫んだことだろう。


『あなた、御自身が金簪仙君と崇め奉られる尊い身の上にあらせられる自覚はあるのですかっ!!』


 そう。金簪仙君。


 当代皇帝第三皇子にして玉仙宮筆頭巫覡。皇帝一族と国のためにしか腕を振るわず、御所である玉仙宮から出てくるのは国を挙げた祭事の時だけ。


 世間でそんな風に神格化されている尊い御方の世を忍ぶ姿が、市の住人全員から蠢人昼行灯と認定されている『秋紅殷』であることを、世間の人間はもちろん知らない。


 ──ま、美化されまくってるってだけで、俺の本質はどちらかと言えばこっちだとは思うんだけども。


 その真実を知る数少ない人間の一人であり、紅殷が絶対的な信頼を置いている護衛にして相棒に向かって、紅殷はニッと笑みを向ける。下手をすれば怒りを逆撫でしかねない表情だが、付き合いの長い晶蘭にはこの笑みが『絶対に引かねぇから』という紅殷の意志表示であることは伝わるはずだ。


 その証拠に、しばらく紅殷を睨みつけていた晶蘭は、やがて深々と溜め息をつきながらうなれた。


「……どうせあなたは引きずって連れ戻そうとしても、関わった事件が解決するまで何が何でも帰ろうとしないでしょ」

「ん!」

「だったら、協力するしかないじゃないですか」


 渋々ながらも協力を約束してくれた晶蘭に、紅殷はさらにニパッと笑みを弾けさせた。


 そのままの表情でクルリと店主を振り返ると、市中名物と化した『放蕩息子とその護衛のお小言劇場』を見せつけられた店主が天を仰いで片手を額に乗せている。どうやら護衛官が放蕩息子を止めなかったことを受けて、説明は不可避であると諦めに似た心境に至ったらしい。


「で? その幽鬼が何だって?」


 傍らに晶蘭を置いて意気揚々と話を振り出しに戻した紅殷を前に、主人は深々と溜め息をついてからようやく口を割ったのだった。

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