狂狂

爽々銀スノウ

第1話 出会い

 西暦2032年、第3次世界大戦が起こった

幸いにも核兵器が使われることはなかったが、多くの戦争孤児を生んだ


私は件の戦争孤児だった。家族は目の前で焼け死んだ

そして、私は孤児院で暮らしていた

私は孤児院が嫌いだった。周りの子が泣いていたから

そんなところから連れ出してくれたのが、あなたのお父さん

ちょうどいい機会だし、今までのことを全部かくわ

いつかこれを読んでどんな気持ちになるのかしらね?なんてね



2033年2月 戦争が終わってから約半年、私は14歳だった

何も変わらずに泣き声しか聞こえなかったある日のこと


「おーい、スカリィ!親族の人が来たよ、院長室に行きなさい!」


親族?お父さんに兄弟はいないはずだし、お兄ちゃんは戦死、お姉ちゃんは火事の時....お母さんのお兄さんは戦争で死んでる、その家族もよっぽどのアホじゃない限り迎えに来るはずがないし、、、なら誰?

まぁ暇つぶしになるからいっか

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ガチャ


「やぁスカリィ、やぁスカリィ、やぁスカリィ、会いたかぐrsbhぁ!」


開口一番で突進してきたので、足を引っかけてやった。

見た目は20台前半、身なりがいい、第一印象キモイ


「あー痛ってて、よっと、足引っ掛けることはないじゃないか」

「すまんな、こういうもんだから、変えられねぇんだ」

「そういうとこですからね、まぁまぁまぁ」


そしてベタではあるけど・・・次の言葉が私の全てを変えた


「こんにちわスカリィ、君を迎えに来たよ」

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