時空渡航

やつさき

プロローグ

第1話プロロロロロローグ


 彼の名は松成陽太郎。


 しがない営業マンである。




 彼は会社の同僚との飲み会でべろんべろんに酔っていたのだろうか、顔は赤みがかり、息は酒臭そうである。


 


『酒は飲んでも飲まれるな』




 この言葉誰が言ったのだろうか、酒はほどほどに、というメッセージが込められているが、陽太郎は完全に飲まれてしまっているようだ。




 ここまで来たら分かるだろう


 テンプレ中のテンプレである、




 車にひかれちゃって転生しちゃった!てへぺろ


 である。




 話を戻そう。今絶賛中赤信号を陽太郎は渡っている。


 陽太郎が住む場所は都会とも田舎とも言えない場所ではあるが車は当然多い










 そのため・・・






「プーッ!!」






 まあ当たり前である。


 随分と可愛らしい擬音だが、車である。




 くるまにひかれたらあぶない!




 幼稚園児でもわかる事




 クラクションはならしたが、車は急には止まれない




「へぇぁっ?」




 間抜けな声である。クラスで二軍あたりで、もちろん童貞を拗らせいる。自称20歳






 2・0・2・2・年・1・0・月・2・1・日・金・曜・日・






 松成陽太郎は他界他界した。










 そろそろ"私"視点から見るのも飽きただろう変わるとするか








 ・・・陽太郎視点








 やっぱ上司ムカつくなぁw


 


 うへへぇ( ◜ω◝ )


 そんなことより


 まつみちゃんか⤴︎︎︎⤴︎︎わい⤵︎ ⤵︎かったにゅおぁwww


 


 信号があるよォ?車居ないからたぶん緑信号なのかにゃぁ?もうすく終電だしいそがなきゃなあ?よし!


 はしってかえろ!




『プーッ!!!』




 あれー?車のクラクションの音が?おかしいなぁ


 今は緑信号だょ?




 酔いなんて物は一瞬で引いた






 あっ今赤信号なんだ.....






 血が.......もしかして俺の血....?






 じゃあ俺車に轢かれたのか?






「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!」






 叫びが木霊する。まわりの反応はだいたい4つにわかれている。


 叫ぶ者や固まる者、スマホで通報する者もいれば撮影する者もいる。




 思わず叫んでしまったがドーパミン等が分泌されているのか、案外痛くないむしろ・・・






 ン"ぎもちぃー!!


 




 その後、視界は暗転した。






 ここは死後の世界なのだろうか?


 真っ暗で何も見えないし、動けない。だが不思議とあたかい




 あれ何か音がする?


 


 ぴちゃっぴちゃっという音が聞こえる。液体がこぼれ落ちているのだろうか?




 いや、これは違うッ!何か人以外の生き物の足音だッッ!!


 呻き声の様なものも聞こえるぞッ!












 落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け


 落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け


 落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け




 ふとこんな考えが頭をよぎる






 俺は食われてしまうのだろうか?










 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い








 ここは地獄なのか!?俺は悪いことといえば最後に赤信号渡ったぐらいだ!


 なんにもしてない........なんにもしてないから..


 許"し"て"く"れ"






 その"何か"は陽太郎に手をかざした。






 あれ何か眩しいッッッ!!






 怖い....怖いよぉ










「あーん!!あーん!!おんぎゃーー!!!!」










 顔が喜色にそまったボブで桃色の髪でナイスバディの美女が言った








「生まれた!!生まれたわよ!!あなた!!男の子


 よ!!」








 またもや顔が喜色にそまっている長髪で黒髪黒目の男?がこう発した


 








「息子だ!!息子が生まれたぞ!!」












 泣き終わってすっきりした・・・


 何故か安心する・・・


 あれ?だれだこの人たち?・・・


 これ何語なんだ?


 看護師さんかな?


 黒髪と・・・ピンク色の髪?染めてるのかな?


 にしてはリアルな気がするなぁ




 にしても凄い美女"たち"だなぁ・・・












 !?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?












 黒髪の奴よく見れば男ッ!?


 男の娘は存在したのかッ!?


 oh......神よ.....


 触らせてくれ!!触らせてくれぇ!!


 最終確認のためだ!!!


 頼むッ!頼むゥッ!!!


 あれ?手が赤ん坊みたい?


 ?


 よく見れば・・・ここ病院じゃないし・・この美男美女たちは看護師でもない?もしかして・・・




後書き


小説家になろうの方でもこの作品を投稿していますので、気に入っていただけたらあちらの方でもご閲覧頂けると嬉しいです。

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