第163話 戻ってきた日常


 深淵級ダンジョンの崩壊阻止から一週間と少し。

 一時は物々しい雰囲気に包まれていた東京とその周辺ではすっかりいつもの平穏が戻っていた。

 

 カリンを信じている者も多かったのか全員ではないものの少し前までは都民の多くが避難しており、ゴーストタウンのようになっていた区域もあったのだが、いまではほぼいつもどおり。東京の街は人為的ダンジョン崩壊予告などなかったかのような活気に満ちていた。


 しかしその一方。

 そんな平穏の立役者となった英雄、山田カリンはといえば、


「ま、真冬ううううううううう! 最悪ですのおおおおおお!」


 久々に再開した学校の教室にて、様式美のように親友の佐々木真冬に泣きついていた。

 何事かといえば、


「男子小学生の間でオナr……お優雅でない大爆発の真似が流行ってるみたいで、さっきも登校中に爆笑しながら爆音奏でてる集団と3回も遭遇しちまいましたの!」


「あー……まあアレは流行るよ。諦めな」


「諦められるわけありませんわー!? 都内の男子小学生が全員いつ風評被害をバラ撒きだすかわからない歩く爆弾に見えましてよ!?」


 いつものダウナーな調子で匙を投げる真冬にカリンが頭を抱える。


 そう。 

 例のダンジョン崩壊阻止配信にて、カリンは奈落級巨人の自爆を食い止めたあとにアイテムボックスからお優雅でない音色を奏でるという放送事故を起こしてしまったのだが……その様子が男子小学生の間で大ウケ。

 

 女子小学生が原作再拳を真似する一方、男子小学生たちの間では〝カリンの爆発処理〟のほうが流行っており、今朝の通学中にも何度か目撃するレベルになってしまっていたのである。


 登校中のカリンは気配を完全に断つほか髪形を変えたりするなどして周囲に存在がバレないよう気を配っているので「オナラ爆弾のお嬢様だー!」などと男子小学生の群れに囲まれるようなことこそなかったが……なんにせよ最悪の流行が巻き起こっている場面に何度も遭遇し「おああああああ!?」と逃げるように学校まで辿り着いたのである。


 ゆえに登校早々いつものように真冬に泣きついていたのだが、


「まあでも流行ってるのも現実のほうだけで、ネットのほうではだいぶマシというかあの放送事故についてはほとんど触れられてないんでしょ? 小学生の流行なんてすぐに変わるんだし、ネットがその調子なら放置してても大丈夫じゃない?」


「そ、それはまあそうかもですわね……」


 と、あっさりと言う真冬にカリンも少しばかり落ち着く。


 実は真冬の言うとおり、例の放送事故についてはネットでほとんど触れられていなかった。

 

 東京どころか日本を救ったカリンに多くの人々が気を使ってくれたようで、文字通り桁違いの人数が目撃していたにもかかわらず、ガトリング吐き出し事件のとき以上の自重&自浄が働いていたのだ。ほかに語ることが多すぎて〝屁イワの象徴〟事件が埋もれまくっているというのもある。


 まあもちろんそれも100%というわけではないのだが、騒ぎの規模から考えれば影響はほぼ皆無といっていい事態になっていたのである。


 さらに今回はネットだけではなく現実でもそのあたりのお行儀がよく、


「おい山田! お土産やるよ!」

「俺も俺も! ほらこれ、避難でばあちゃんち行ってたとき買った地元の銘菓な!」

「山田のおかげでまた学校来れたからな! 多めにお裾分けだ」

「お菓子ばっかりだとアレだろうから私からは地元特産の肉味噌あげるわ!」

「今日は私も私欲は自重してお土産あげる! 大丈夫、個包装だし変なものは入ってないよ!」


 いつもはなにかあれば喜々としてイジってくるクラスメイトたちも今回ばかりは〝爆弾処理〟などについて触れることもなく、カリンの机に大量のお供えものを置いていったほど。


 校内をはじめ学校周りも(公安などの介入も多少はあったとはいえ)カリンに迷惑をかけないよう自制が働いているのか静かなもので、あれだけの大騒ぎがあったとは思えないほど統制がとれていたのである。


「ネットじゃさすがにほかのアレコレに関するイジりは大量にあるけど、最後のやらかしに関しては基本ノータッチなんてネットの性質考えたら御の字でしょ。……ま、実質日本を救った扱いで相当な人気になってるから当然といえば当然か。瞬間最高同接が一億超えで、チャンネル登録者数もツブヤイターフォロワー数も一億突破でぶっちりの日本一位。スパチャに至っては500億だっけ?」


 と、現実とネット両者の様子を正確に把握している真冬が落ち着いた声音で現状を整理するように訊ねたところ、


「……え? 1億? 500億? なんの話ですの? わたくしあんまり大きい数字はよくわかりませんの」


「数字が大きすぎてオーバーフローしてる……」

 

 現実逃避で目をぱちくりさせるカリンに真冬が呆れた声を漏らす。


 今回の一件でカリン周りではとんでもない数字が叩き出されまくっているのだが、カリンのお優雅な頭脳ではそれを受け止めきれず色々バグっているのだった。


 ちなみにスパチャとは別に政府からも当然多額の謝礼金(非課税)が用意されており、


『ほかにも報酬は検討していますが、ひとまず最低限の金額だけでも先に受け取っていただかないと、ほかの探索者も有事の際に格安で仕事を受けるべきという話になってしまうので……申し訳ありませんがお納めください』


 と数百億単位の報酬を受け取ることになっているのだが、あまりの金額にカリンのオツムからその記憶は消えた。


「まあ1億とか500億とかよくわからない話はちょっと脇に置いておいて」


「ちょっと脇に置いといていい数字じゃないんだけど」


 と引き続き呆れたような真冬の声をスルーして、カリンは少々物憂げに机に突っ伏す。


「そうやって気を遣っていただけるくらい支持してもらえてるのはありがたいですし、皆様に元気を与えられるセツナ様のようなお優雅な探索者を目指すわたくしとしては金剛寺総理の依頼どおりにテロの不安を払拭できたらしいのはなによりなんですが……ちょっと複雑でもあるんですのよねぇ」


 と、カリンは少しばかり思うところがあるように漏らす。

 実は男子小学生の間でアレな流行が起きてしまっていること以外にもちょっとばかり気になっていることがあるのだ。


「いまもお排泄物テロリスト様たちを捕まえようとわたくしよりずっと強い方々が動いているだろうことをはじめ、今回の件ではわたくし以外にもたくさんの方が動いているでしょうに。金剛寺総理いわく適材適所だったとはいえ、たまたま配信者をやっていたわたくしだけがいいところを持っていってしまったみたいでちょっと申し訳ないですわ」


 今回の人為的ダンジョン崩壊阻止において、カリンの評価はもはや天元突破している。

 その風潮は決して悪いものではないのだが、たとえばつい先日深淵攻略後にはじめて雑談配信を行った際などはこんなことがあった。


『皆様ごきげんようですわ~、そしてお久しぶりですわ~。今日は久々の雑談配信をやっていこうと思いますの』


¥50000 

キタアアアアアアアアアアアアアアアアア!


¥50000

みんなが例のアレについて自重しまくったおかげでお嬢様が思ったより早く天岩戸から出てきてくれましたわー! 楽しみにしてましたの!


¥500

楽しみにしてました! 少ないですけど東京を助けてくれてありがとうございますお嬢様!


¥5000

英雄の凱旋ですわー!

大富豪の皆様のようなスパチャは無理ですけどせめてこのくらいお布施しないとウソですわー!


¥50000

いやほんとにお嬢様がいなかったらどうなってたことか……

これでお嬢様らしくフルコース食べてくださいですの!

そのくらい贅沢しても罰は当たりませんわ!


¥50000

色とりどりの虹色スパチャでやんす!


¥10000

攻略当日にあんだけスパチャ舞ってたのにまだこんだけ入るのか……(震え声)


¥50000

給料入ったから時間差感謝スパチャですわー!


『おああああああああああ!?』


 ぶつん。


 ――ライブ配信は終了しました――


〝あれ配信切れた?〟

〝お嬢様怒濤のスパチャに驚いて配信誤終了してて草〟

〝そりゃ既に推定ウン百億入ってるところでさらに渋谷のとき以上の赤スパ血河地獄になってれば思わず配信も終了しますわ!〟

〝あ、配信戻った〟

〝すみませんカリンお嬢様! 次から自重しますの!〟

〝もうこれ以外に感謝を表明する手段がなくて 自制心が全然働かなくってェ……〟

〝正直ほかに感謝を示す方法がないんだがカリンお嬢様が自称お嬢様なのに大金耐性がないばっかりに……〟

〝4000万、3億、30億で少しずつ慣れてきてらっしゃると思ってましたが……〟

〝少しずつとは〟

〝30億から500億はジャンプしすぎだろ!〟



 とまあ、ただの雑談配信にもかかわらず当たり前のようにとんでもない同接になったり高額のスパチャが飛び交うなど、いまだに結構な熱狂が続いているほどだったのだ(スパチャに関しては早々に自重されたが)。


 もちろんそれは視聴者たちの不安を払拭できた証。まだ完全解決ではないにしろテロへの不安など遠い昔の出来事とばかりに配信を楽しみにしてくれた人が多い証拠なので、飛び上がりたいほど嬉しいことではあるのだが……もうちょっとこう、自分以外の人たちにも労いの声が分散してもいいのではと思ったりもしてしまうのである。


「まあそれは確かにね」


 カリンのこぼした言葉に真冬も同意する。

 ただその同意はカリンの思うところとは少々違う部分にあった。


 人気なのはいいことなのだが、現状その人気は「有事の際にはカリンに頼ればいい」という風潮とも紙一重。大多数のファンはそのあたり自重できているようだが、母数が増えれば悪意の有無関係なくどうしてもよろしくない声が増えてしまうもの。


 当のカリンはそっち方面に関してまったく意識してないようだが、なんにせよ現状の人気過熱っぷりは100%手放しで肯定できるものというわけではないのだった。


 だが、


「ま、でもそのあたりももうちょっとしたら少しずつ落ち着いてくるから大丈夫でしょ。……別方向で大騒ぎにはなるでしょうけど」


「そうですの?」


 と、真冬はやけに確信めいた口調で最後のほうをぼかしつつ、少々複雑そうな顔で机に突っ伏すカリンに断言するのだった。





 と、そんなこんなで放課後。


「みなさまご機嫌ようですわ~。まだ色々とバタバタしてる方も多いかもなので、今日の配信も軽い雑談配信にしていこうと思いますの」


 前回の雑談配信では色々とびっくりしてまともに配信できていなかったこともあり、カリンは改めて雑談配信の枠を設けていた。



〝キマシタワー!!〟

〝残業ぶっちしてきましたの!〟

〝きょ、今日は頑張ってスパチャ自重ですわ……!〟

〝くっ、推し活してる連中が身を削ってでもお布施しまくる気持ちを身体で理解わかっちまいましたの……!〟

〝世界を救った英雄お嬢様の配信だ!(英語)〟

〝お、おい、この部屋のoyuugaな家具が全部ダンジョン内で作ったものだって本当なのかい?(英語)〟  

〝お嬢様ー! 私だー! 結婚してくれー!〟

 四条光姫:ん? ん?

〝ヒェ〟

〝下層ソロ攻略可能探索者の動体視力フル活用してる人いて草枯れる〟

〝光姫様が退院(解放)されてますわ……!〟

〝お前あの祠を壊したんか!〟

〝安易に「は?」とか書き込んでないのが微妙に理性を感じさせて怖すぎるっピ!〟



「ひ、ひぇ……」

 

 と、配信開始と同時に爆速で流れていくのは大量のコメント。

 同接も待機時点で数百万あったものがどんどん膨れ上がっており、最近は莫大な同接に少しは慣れてきていたカリンも「い、いやこれただの雑談枠ですわよ!?」と改めてびびり倒す。


 しかし今回はスパチャ嵐などもなかったためカリンはどうにか自分を落ち着けて、


「そ、それでは人も集まってきたところでそろそろ本題ですわね。ええと、深淵攻略にあたってツブヤイターとかで色々と質問が溜まってるので、今日の配信では前回できなかったその回答をしていこうと思いますわ」



〝あのヤベー深淵配信の実質的な振り返り配信ですわね!〟

〝前回はスパチャやらなんやらでお嬢様がパニくったまま終わりましたものね……〟

〝あれに関しては本当に申し訳ないですわ〟

〝東京の資産全部消えると思ってたぶん財布が緩くなってましたの……!〟



「い、いえいえ! 皆様のお気持ち嬉しかったですのよ! さてそれでは気を取り直して回答ですわ」


 とカリンは挨拶もそこそこに溜まっていた質問の回答をこなしていく。


「――ええと、じゃあ次はこれですわね。『深淵攻略ではあの巨人の攻撃を何度も食らってしまっていましたが、お怪我とか大丈夫だったんですか?』。あー、これは結構な数の質問がよせられてましたわね。実際これは皆様に心配をおかけしてしまったとおり、結構なダメージを食らってしまいまして」



〝地味に気になってたやつ!〟

〝マジかやっぱりお嬢様でもさすがにアレはキツかったか〟

〝普通に深淵通って地上に帰還してたから大丈夫だろうとは思ってたけど……〟

〝あれですのよお嬢様! ダメージ残ってるなら雑談配信も無理にしないでいいんですのよ!〟

〝ダンジョン配信者が回復のために配信休むのも割りとあるあるですし!〟



「いやほんとうに久々に大ダメージでしたわ。完全回復に一晩もかかっちゃいましたし。次に同じような相手と戦う際はもっとお優雅に戦って、皆様に心配かけないようにしていきたいですわね」



〝うんうんそうだね次はもっと慎重に……なんて?〟

〝一晩!?〟

〝あ、あの……普通はただのカサブタでも1日じゃ治らないんですがそれは……〟

〝こ、高レベル探索者は身体能力や体力のほかに回復量も高くなるから……〟

〝影狼様もお嬢様にボコられたあと(だいぶかかったとはいえ)一般人に比べたら遥かに早く回復退院してましたものね……〟

〝いやでも世の中には限度ってもんがありましてよ!〟

〝さすがにこれは心配かけないようにウソついてない!?〟

〝お嬢様にウソは……〟

〝確かによく見たらあの激戦直後と違ってお肌つるっつるで草ァ!〟

〝そういや前に催眠音波対策でワンフロア絶叫しながら練り歩いてたときに喉枯れ皆無だったからその場で治ってるんじゃないか疑惑ありましたけど……〟

〝つまりカリンお嬢様は回避特化お身体カチコチ高速回復つき……ってこと!?〟

〝加減しろバカ!〟

〝なにが怖いってこれで別に受け特化でもなんでもなくて普通に火力もヤバいこと〟

〝なんだこの回避特化で重火器も揃ったドレス着てる自動回機能つき要塞……〟

〝〇NE PIECEカタクリの未来視回避とキングの硬さとマルコの回復(みたいなもの)すべて兼ね備えるのやめろですわ!〟

〝これもうカイドウ並に鍛え抜いたビッグ・マムだろ〟

〝牛乳飲んだらその場で欠けた歯も骨折も治りそう〟

〝さ、さすがは日本を救った英雄お嬢様ですわ(畏怖)〟



「それでは次の質問いきますわ!」


〝いやちょっと〟

〝一晩で全快してるらしいことについてもうちょい詳しく説明ほしいですわー!?〟

〝ま、まあお元気そうならなによりですわ!(震え声)〟



 と、回答を続けるカリンと視聴者との間にはいつもの雰囲気が戻ってきており、配信は同接をぐんぐん伸ばしながら順調に進む。


 しかしその一方、


(ふーむ。楽しんでいただけてる方が多いようでとっても嬉しいんですけど、やっぱりちょっと申し訳ないですわね)


 質問回答を続けながら爆速で流れていくコメントを人外の動体視力でチェックしているカリンの脳裏に浮かぶのは、ちょっとした罪悪感だ。


 それは学校でも真冬に話した、ダンジョン崩壊阻止に関する賞賛の独占についてである。


(真冬にも言いましたけど、今回の件に関してはほかにも賞賛を受けるべき方々が裏に沢山いるでしょうに。たとえばアメリカなんかで崩壊したダンジョンの被害を食い止めた方々とか)


 きっといるだろうそうした人々も相応の労いを受けてほしいなとカリンは思う。


(まあでもダンジョンアライブでも語られてましたが、そうした方々もわけあって裏に身を潜めているのでしょうし。こればかりはさすがに仕方ないですわね)


 とカリンは自分にそう言い聞かせて配信に意識を集中させる。


(しかしこれだけの盛り上がり……とってもありがたいですけど、真冬が言っていたようにこの勢いがぼちぼち落ちついてくるなんてことがあるんですの?)


 と、質問回答をあらかた終えたカリンがとんでもない数字になっている同接を見ながら「さすがに今回は真冬の見通しも外れちゃうのでは……」と思っていたそのときだった。


 コメント欄に妙な動きがあったのは。



〝す、すみませんお嬢様! マナー違反は承知なんですがなんかすごいことになってますの→URL〟

〝お嬢様ちょっとここ覗いてみてくださいまし! これお嬢様知ってたやつですの!? →URL〟

〝お嬢様これシャリー様から聞いてまして!?〟


「おん?」


〝ん? なんだ? カリンお嬢様の配信に鳩?〟

〝お嬢様のトンデモ同接にあやかろうとしてるタチの悪い宣伝ですの?〟

〝通報ですわ!〟

〝いやでもなんか……騒いでるアカウントの数多くない?〟

〝ちょっと待てなんだこれ!?〟

〝あれこれマジでヤバいやつか!?〟

〝ちょ、ちょっと!? 新規開設チャンネル一覧が異次元状態なんだが!?〟



「んん? なんかコメント欄が変なことになってますわね?」


 急に雰囲気の変わったコメントにカリンが首を捻る。

 最初はほかの視聴者たちも指摘するように宣伝かなにかかと思ったのだが……どうやらそんな雰囲気ではないようで。


 万が一なにか変なリンク先だった場合に備えてパソコンとは別の端末を立ち上げてから、カリンはそのURLをタップしてみた。次の瞬間、


「え――?」


 カリンは目を剥いていた。なぜなら、


『日本在住14歳のモンスター飯チャンネル』


『Captain pizzaの深淵攻略解説TV』


『深淵キャンプチャンネル』


『常闇こもり☆(VTuber)』


 

 等々、表示された新規配信チャンネル一覧には深層や深淵のソロ攻略を公言するダンジョン配信チャンネルが突如として複数出現。日本語に(まだ)対応してないものも含めれば4つや5つではきかない数が一斉に開設されており、


『イエーイ! 皆の者見ておるかー! 妾じゃよ! 作りたてで偽物扱いされとったSNSアカウントでもいちおう告知しておいたが、カリンに触発されて妾も動画配信とやらをはじめてみることにしたのじゃ! シンクロニシティというのかの? ほかにもなんかカリンの活躍に便乗して一斉にチャンネル開設しておる〝妾たちと同格〟の連中がおるようでびっくりじゃが(すっとぼけ)、妾が一番になる予定なのでよろしくなのじゃー!』


 先日カリンと友人となったシャリー(14歳)ことダンジョン女王シャリファー・ネフェルティティ(27歳)を筆頭に、これまた全チャンネルが一斉に生配信を開始していた。




―――――――――――――――――――――――

戻ってきた日常はおしまい!ですわ!(ちなみにお嬢様の回復力は奈落級討伐によるレベルアップに加えて真冬の指導でお腹いっぱい食べてるのもでかそうですわね)


というわけで立て込んでいた別シリーズ(最強女師匠)の原稿がいちおう一段落して久々の更新ですの。ただまあその原稿も20万字くらいあって推敲とか色々あるので、お嬢様新章は引き続き週1だったり1話あたりの文字数少なめだったりでのんびりやっていければですわね(というかここ最近の更新が1話あたり普通に1万字とかいってたのが無茶でしたわー!)


また、こちらでのお礼が遅れましたがこのラノ2025の投票ありがとうございました! 入力がかなり大変ななか、投票していただき本当に感謝ですの……!(いやあれ本当に大変ですわよね…汗)


そしてそんななか恐縮ですが、実はいま「次にくるライトノベル大賞2024」のエントリーもはじまっておりまして。まだ本投票ではないので大量の投票が必要というわけではないと思われますが、最低1作品記入すればOKかなり簡単な入力なので、お時間あればご協力いただけると嬉しいですの!


投票サイト https://static.kadokawa.co.jp/promo/tsugirano/

コピペ用タイトル 【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホ程バズって伝説になってますわ!?


そしてこちらも近況ノートでは先にお知らせしておりますが、なんとお嬢様バズ3巻の書籍発売に際してメロンブックス様にて今回も有償特典アクスタの製作が決まっておりますわ! 近況ノートに画像ありますが、モンゴリアンデスワームちゃんを担いだカリン様と穂乃花様もいる豪華仕様! もしお財布に余裕あれば是非どうぞですの!(お近くにメロンブックス様がない場合は通販もありましてよ!)

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